港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.211 『主われを愛す』日本で最初に歌われた讃美歌

「蒼穹の昴」シリーズを読み終わり、中国から帰ってきて、 虚脱感に浸る間もないまま、 私はclubhouseというワンダーランドに飛び込みました。 お友達、家族からは賛否両論。 好奇心の強い私はやっぱり入っていきました。 聞いているばかりではつまらないの…

NO.210 蒼穹の旅の終わりは…

旅から戻ってきてみたら、“clubhouse”という 見慣れない世界ができていて、 私は好奇心いっぱいのアリスの気分になっていました。 お友達のうさぎさんに招待されて入ってみたら、 ワンダーランドが広がっていました。 このお話しはまたいずれしたいと思いま…

NO.209 蒼穹の昴への旅

ただいま!長い旅から帰ってきました。 1月7日、緊急事態宣言が出てから、 私は異次元、異空間を飛び、 中国 「蒼穹の昴への旅」に出かけていきました。 浅田次郎先生が「この作品を書くために小説家になった」 とおっしゃった「蒼穹の昴」シリーズ。 「蒼穹…

NO.208 読書はじめ②『日没』

緊急事態宣言発令について語る総理大臣の言葉があまりに貧相で悲しい… ということをポロリと漏らせる今はまだましなのか。 と思わずにはいられない衝撃的な小説を読み終わりました。 桐野夏生さんの『日没』です。 松本侑子さんの書評や、関連記事を読み、 …

NO.207 読書はじめは『JR上野駅公園口』

2021年横浜のお正月はとても穏やかに過ぎてゆきました。 恒例の横浜駅東口付近でも箱根駅伝観戦もせず、 ふらりとシーバスに乗船して山下公園まで束の間のクルーズを楽しみました。 空と海の青さは、 日常に漂う澱を洗い流してきれるような気がして、 心地よ…

NO.206 一遍上人(最終章) 終焉の地 神戸へ

真光寺観音堂 1289年7月中旬の頃、体調が悪化した一遍上人は死期を察して、 大和田泊(兵庫県神戸市)の観音堂(現在の真光寺)に入りました。 8月10日、「一代聖教みなつきて、南無阿弥陀仏になりはてぬ」と、 持っていた書籍を全て燃やしてしまいました。 そし…

NO 205 一遍上人⑩ 《いざいざ、京都へ…》

2020年が静かに暮れていきます。 新型コロナ感染予防に明け暮れた1年でした。 取り巻く環境は大きく変わり、失ったものもありましたが、 人生の意味を省みる良い時間にもなりました。 一遍上人と運命的な出会いをした2020年晩秋、 GOTOトラベルを使い京都、…

NO.204 《うるわしの白百合 制作秘話》

NHK朝ドラ「エール」が佳境に入ってきました。 衝撃的な恩師藤堂先生の戦死が描かれた戦時下篇は 豊橋空襲で何もかもが瓦礫と化した焼け跡を彷徨いながら、 讃美歌「うるわしの白百合」を歌う薬師丸ひろ子さんのシーンが ハイライトとなりました。 モンペ姿…

NO.203 小栗判官照手姫物語

昨日は「敬老の日」 朝晩に涼しい風も吹き、 待ちわびたお出かけをしたくなる思いは誰も同じ… 久しぶりに行楽地も賑わった一日でした。 渋滞する横浜新道を抜けて、藤沢遊行寺に行ってきました。 時宗総本山である遊行寺境内の北東に長生院という小さなお寺…

NO.202 《ヴァイオレット・エヴァーガーデン》

2度の公開延期となっていた 京都アニメーションの新作映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が、 昨日18日、全国の劇場で公開初日を迎えました。 コロナ自粛期間、私はTSUTAYAディスカスでDVDをジャンルを問わず借りまくり、 毎日何時間も映画見ていまし…

NO.201 一遍上人⑨ 牛にひかれて善光寺

善光寺本堂 一遍上人は善光寺参りの後に、叔父通末の供養をするために、 佐久小田切の里に行きました。 今回、私は逆ルートで佐久から善光寺へ行くことにしました。 「今日は善光寺に行くわ。」と野辺山のホテルで、 同室の友人と話していたら、彼女がポツリ…

NO.200 一遍上人⑧《踊り念仏発祥の地へ》

満天の星を観たいと思い立ち、 急遽、お友達と八ヶ岳グレイスホテルに宿を取り、 ★星空観測ツアー★を企画しました。 生憎、雨模様。 晴れ女パワー全開でも、小雨の降る一夜でした。 残念無念。 気を取り直して、 翌日、同行お友達と別れ、一人レンタカーを駆…

NO.199 『美しい死』〜品位ある医療の、ひとつの結末〜

お誕生日を迎えました。 直後、尊敬してやまないゴスペルシンガー松谷麗王先生の訃報が届きました。 あまりに突然の急逝に驚き、言葉もありませんでした。 神さま、なぜ、なぜ、レオ先生を召されたのですか。 まだ51歳という若さなのに…と 何度も神様に問い…

NO.198 一遍上人⑦ 一遍上人と聖フランチェスコ

一遍上人を追いかけているうちに、 一遍さんって、アッシジの聖フランチェスコに似てるなあと思いました。 そこで、調べてみますと、本がありました! 家田足穂先生著《『捨てる』という霊性ー聖フランチェスコと一遍上人》です。 さっそく、Amazonで手に入…

NO.197 一遍上人⑥ 一遍さんの生涯

「遊 捨て聖 一遍上人 踊り遊ぶ」がAmazon 浄土宗部門で売上ランキング2位に浮上 という嬉しい知らせが治海さんから届きました。 堂々1位は栗原康さん「死してなお踊れ」です。 すごいです。 嬉しいことがあると 俄然 元気がでてきますね。 さて、これまで一…

NO.196 一遍上人⑤ 死してなお踊れ

長い梅雨の後やってきた酷暑の夏、 夏生まれで夏が大好きの私も外出るのを怯んでしまうほどの、 眩しい太陽が照りつけています。 こんな日はじっくり部屋に篭るのもいい時ですね。 さて、「遊 捨て聖 一遍上人 踊り遊ぶ」がAmazonでも購入できるようになりま…

NO.195 一遍上人④ 片瀬地蔵堂跡

藤沢駅から江ノ島電鉄に乗り、石上、柳小路、鵠沼、を過ぎ、湘南海岸公園で下車。 地図を頼りに歩くこと8分。なかなか見つけることができません。 洗車をしている地元のおじさまや、郵便配達の方に聞いても、 首を傾げるだけでした。 それもそのはず、そこは…

NO.194 一遍上人③ 藤沢遊行寺

長かった梅雨が明け、待ち望んだ夏空が広がる朝、 私は晴れ晴れとした気持ちでJR藤沢駅に降り立ちました。 藤沢在住のお友達と久しぶりに会えるのも大きな楽しみでした。 改札口で待ち合わせをして、お互いの近況報告をしながら、 駅からまっすぐ10分ほど歩…

NO.193 一遍上人② 無量光寺

歓喜童子の絵を見ながら、一遍上人の言葉を味わううちに 一遍上人の人生に俄然興味が湧いてきました。 そこでWikipediaやYouTubeで調べ、一遍上人の映画も観ました。 そしてなんと相模原に一遍上人開祖のお寺 当麻山無量光寺があることを知りました。 藤沢の…

NO.192 《捨て聖 一遍上人 踊り遊ぶ》 一遍上人 ①

はねばはね 踊らばおどれ 春駒の のりの道をば しるひとぞしる 今から8世紀も以前、踊り念仏をおこない、 捨て聖とも遊行上人とも称された一遍上人の生きた言葉は、 苦しみと、悲しみとは、そして歓びとはなにかを深々と見つめ、生きること、死ぬこと、 命と…

NO.190 伊勢山皇大神宮と野毛ランチ

はまっこの心のよりどころ、伊勢山皇大神宮に行ってきました。 伊勢山皇大神宮は天照皇大神を祭神とし、社紋は桜の花。 横浜ならびに横浜港の総鎮守とされ、 「関東のお伊勢さま」 「汽笛の聞こえるお伊勢さま」として親しまれています。 1870年(明治3年) 、…

NO.189 わたしの若草物語

じいっと、封切りを待っていた映画 「ストーリー・オブ・マイライフ〜わたしの若草物語」を 観てきました。 映画館はソーシャル・ディスタンスを確保するべく、 座席は一席ずつ空席となっていました。 映画の 原作“Little Women “ は1868年にルイーザ・メイ…

NO.188 朝のお散歩でスッキリ

コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言下の自粛生活で、 読書三昧、動画見放題のダルな生活を2カ月続けていたら、 身体も、頭もすっかり重くなっていました。 これはなんとかしないといけないかな…と 考えていた矢先… 10万円給付申請書を出しにいった早朝、 あま…

NO.187 《あの日のオルガン》

緊急事態宣言も解除され、少しづつ日常生活が戻っていきますが、 もう元通りにはならないのではと、つい、ふと思ったりします。 そんな悲観的な思いを打ち消す勇気は、 時として小説や映画から与えられます。 その一つがこの『あの日のオルガン』です。 『あ…

NO.186 《ガーンジー島の読書会の秘密》

お友達から話を聞き、ずっと行きたいと願っているイギリスガーンジー島。 その島が舞台の映画ですから、 ずっと気になっていた映画をTSUTAYAディスカスでやっと見ることができました。 原題は“The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society” 舌を噛み…

NO.185 《流浪の月》凪良ゆう作 

ステイホーム週間は読書三昧で過ごしています。 本屋さんに行くこともできないので、 もっぱらAmazon Kindleでダウンロードして読んでいます。 先日、久しぶりに息子の学校でお世話になった先輩のお母様と電話で話している時に、 薦めていただいた本が 2020…

NO.184. 《 7日間ブックカバーチャレンジ》〈2〉

自由学園女子部食堂で使用していた椅子の上に置いて写真を撮りました。 NO.183 《7日間ブックカバーチャレンジ》〈1〉からの続きです。 ⚫︎5冊目 「羽仁もと子選集」 『生活即教育』『おさなごを発見せよ』 (1997年 婦人之友社) 二人の息子がお世話になった自…

NO.183  《7日間ブックカバーチャレンジ》〈1〉

尊敬するお友達からバトンをいただき、《7日間ブックカバーチャレンジ》に参加しました。 これは「読書文化の普及に貢献するために、 1日1冊、7日間好きな本のブックカバーを紹介していく」というチャレンジで、 ルールは次のふたつ。 1.紹介するのはブック…

NO.182 穀雨のとき

♫ ぱらぱらおちる あめよ あめよ ぱらぱらぱらと なぜおちる かわいたつちを やわらかにして きれいなはなを さかすため♫ このこども讃美歌が大好きです。 緑が芽吹く季節が大好きです。 日本には一年間を24に分けて、 それぞれに季節を表す言葉をつけた 『…

NO.181 《 Happy Easter 》バプテスマから50年!

イースターおめでとうございます。 新型コロナウイルスの影響で イースター礼拝を共に守ることはできず、 多くの教会はネット配信をして、 それぞれの場所でイースターを迎えることになりました。 私の人生で初めての事です。 イースターはイエスの復活を記…