読書
ただいま!長い旅から帰ってきました。 1月7日、緊急事態宣言が出てから、 私は異次元、異空間を飛び、 中国 「蒼穹の昴への旅」に出かけていきました。 浅田次郎先生が「この作品を書くために小説家になった」 とおっしゃった「蒼穹の昴」シリーズ。 「蒼穹…
ステイホーム週間は読書三昧で過ごしています。 本屋さんに行くこともできないので、 もっぱらAmazon Kindleでダウンロードして読んでいます。 先日、久しぶりに息子の学校でお世話になった先輩のお母様と電話で話している時に、 薦めていただいた本が 2020…
3月最後の週末、いよいよ、不要不急の外出自粛が要請されました。 さらには、日曜日は雪の予報も出ています。 こういう時は静かに読書をいたしましょう。 この年になって再び読んだ「パレアナの青春」 忘れないようにダイジェスト版を書きました。 アニメ 「…
武者小路実篤の自伝的小説「或る男」 有島武郎の傑作「或る女」 高校生の頃、好んで読んだものです。 そして先日、平野啓一郎氏著「ある男」を読み終えました。 「或る」でなく「ある」と平仮名であることに今どきを感じます。 作家デビューして20年の平野啓…
「死んだら何を書いてもいいわ」母・萩原葉子との百八十六日萩原朔美著 本を整理していたら、この背表紙が目に飛び込んできました。 積読になっていた本です。とても、とても、気になって、お正月早々 読みました。 詩人 萩原朔太郎の長女である葉子と暮らし…
12月に入るとクリスマスイルミネーションが美しく町を飾り、 なんとなくウキウキしてくるはずなのに、先行きが不透明で、 活気イマイチの2016年。 サクラダファミリア イギリス ホークスヘッドの地区教会のステンドグラス でも、み子イエス・キリストの誕生…
世界一強い女の子ピッピの物語。一度はこの題名を目にしたり、耳にしたり、あるいはピッピの絵を見たことがあると思います。昨年が長くつ下のピッピ生誕70周年でした。作者はアストリッド・リンドグレーンという女流作家です。 当時、流行っていたウェブスタ…
私が尊敬する女流作家が生前過ごされた書斎に訪れたとき、 どんな本を読まれていたのかと、興味を持って拝見していますと、 突然「盆踊り 乱交の民俗学」「日本エロ写真史 」という文字が目に入ってきました。 手にとってみると、よく取材された“学術書”でし…
出家して1年たったとき、生きながらして、 阿弥陀如来の極楽世界を拝みたいという大願を持つ中将法如のもとに、 6月17日、忽然を老尼一人姿を現しました。 老尼が申されるには「百駄の蓮を集めなさい」とのことでした。 それだけの蓮を一人で集めること…
翌朝、嘉藤太は深山にさえずる鳥の声を聴き、 思いにふけっておりました。 瀬雲のことは告げず自分の胸にしまい、 これからの生活のことを考えました。 二人の献身的な世話により、姫は毎日かかすことなくお経を読み、 称名念仏の声とともに、つらい中にも安…
仏の加護によって不思議に禍をのがれ中将姫は14歳、 楊貴妃にも勝るとも劣らない高貴な美しい姫となられました。 天皇が噂をきき、後宮にしたいと内勅をくだされましたが、 姫は仏に仕える身なれば、天皇の御心に添うことができないということを ていねいに…
川崎小虎 伝説中将姫 1920(大正9)年 中将姫は恋しい母と別れて悲しみに沈んでおられましたが、 供養を怠らず毎日念仏されて暮しておられ、1年が過ぎました。 法事満座の夜、夢に美しい菩薩が雲に乗り光明を放って寝所にこられ、 汝の母が確かに浄土…
青丹よし奈良の都”に行くのなら、絶対に行きたいと思っていた場所が二上山。 何度読んでも難解だった折口信夫「死者の書」の世界を少しでも感じることができれば願っていました。 念願かなってその二上山に行く機会があり、いろいろ調べていると、 當麻寺に…
幕末、黒船が何度もやってきて、開国をせまりました。 これを恐れた江戸幕府は、隠岐の島を支配していた松江藩に、 黒船から隠岐をまもるように命じました。 松江藩はアメリカの黒船に対抗するため イギリスとアメリカから軍艦を買いました。 軍艦を動かすた…
日本ペンクラブ「子どもの本」委員会が編集した画期的な本です。 55人の言葉のプロたちが、子どもの真剣な悩みに真摯に答えています。 自分が小さい時に、この本に出会っていたら、 もやもやした気持ちを言葉にすることができたと思います。 そう、言葉にす…