港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.5 長男夫婦結婚記念日 二人の決意と母の思い

f:id:tw101:20160407181344j:plain本日、長男夫婦は
4回目の結婚記念日を
迎えました。
そして、二人にとって
新しい門出の記念日になりました。

昨年、会社を辞め、
半年の準備期間を経て、
今日、株式会社ここくらすを
設立しました。
地元横浜の地域に根ざした
リノベーション事業を展開します。
多くのみなさまの協力をいただき、
はじめの一歩を踏み出すことができました。

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世間知らずの私は結婚して
横浜を離れ、
浅草に住むようになり、
生活は激変しました。
浅草の商家に嫁ぎ、
結婚と同時に家業の会社に
就職をすることになりました。
当時のNHK朝ドラは「おしん
番組が終わると同時に
徒歩2分の会社に走る毎日でした。
くたくたになって家に帰り、
たまった家事をこなす日々。
「もう無理、横浜に帰りたい」
と何度も思いました。
そんな私を支えたのは
二人の息子の成長でした。

長男が浅草寺幼稚園に入園した、
最初の登園日のことを
鮮やかに思い出します。
玄関から先生に
手を引かれた彼は、
泣きもせず、
後ろを振り向きもせず、
まっすぐ前を見て、
回廊を進み、
角を曲がっていきました。
その後ろ姿を見ながら、
この子は今、
私の手を離れていくのだなあと
思いました。

自由学園の入学式の日、
入寮した幼顔のわが子を
残して帰る道すがら、
この子はこれから
私の知らない世界へと
飛び出して行くのだなあと
思いました。

結婚式の日、
厳かに結婚の契約を交わし、
夫婦となり、
披露宴が終わった夜、
母の役目はこれまで、
あとは二人で決断して、
人生を歩んでいくのだなあと
思いました。

そして、今日、
会社を立ち上げた二人を
誇らしく思いました。

そう、私は、
こどもたちが自律して、
自立できるようにと
育ててきたのです。

今の時代、何が幸せか、
どうすれば成功するか、
どのように儲けるかという
たくさんの考えがあふれています。

あふれかえる情報に
ふり回されることなく、
真理によって自由にされた人生を
二人で歩んでほしいと思います。

しぇあひるずヨコハマ、
地の塩・世の光となる働きができますように。