熊本からの被害状況が伝わり、想像以上の被害に胸が痛くなります。
私に何ができるか、今日も考えていました。
土曜日午後、しぇあひるずヨコハマではイベントが行われていました。
神奈川・反町エリアのデータ収集をして、それを地図上にまとめていくワークショップが開催されるということでした。
でも、私は別の場所へと出かけていきました。
横浜に根ざした生活クラブが主催するフォーラムアソシエ では「おるた食堂」という取り組みをしています。こちらは家族食堂といって、血縁関係によらない家族として、共に食事を作り、食卓を共にするという取り組みです。
フォーラムアソシエ → http://forum-associa.jimdo.com/
今日のメニューは 参鶏湯風スープ、おからのナゲット、山芋とワカメとキュウリの酢の物、グリンピースご飯でした。
家族みんなでの参加も、一人暮らしの学生さんも、高校生や小さなこどもも、
みんなでご飯を食べると楽しいです。
そして、一緒に食べるだけでなく、一緒に作るともっと楽しいです。
私はキャンプが大好きで、よく食事当番をしていました。
ジャガイモやタマネギの皮をむきながら話すと、なぜか心が打ち解けてきました。
こどもたちも慣れない手つきでもキュウリを切ることが大好きでした。
今日はこどもたちはグリンピースをさやから出す作業をしてくれました。
こどもでも見よう見まねで調理をすることができるようになりますから、
家族食堂の取り組みはなかなか面白いと思いました。
こうした小さなネットワークをつなげていけば、より良い社会を作っていけるのではないかという希望を持てました。
危機が起きたとき、助けを待っているだけでなく、自らが考えて行動できるようになることは、そして、地域で確かなネットワークを持つことは、大きな災害がいつ来るかわからない今の状況では、とても大切なことかもしれないと思います。
自由学園のお食事当番のときに使っていた白い割烹着を着て、白い三角巾をかぶったら、気持ちがシャンとして、調理ができました。
新しい出会いもありの満ち足りた時間でした。
新横浜のオルタナティヴ生活館の調理場
みんなで一緒にすると調理も楽しいです。
キュウリの切り方にも個性があります。
参鶏湯風スープも優しい味です。
家に帰ると、ちょうどイベントは終わるときでした。
みんなの満足そうな顔を見て、ほんわか気分になりました。
一人ひとりが、今、自分のできる最善を尽くし、丁寧に生きることが、大切だと思った一日でした。