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港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.37 10歳の質問箱

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日本ペンクラブ「子どもの本」委員会が編集した画期的な本です。

55人の言葉のプロたちが、子どもの真剣な悩みに真摯に答えています。
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自分が小さい時に、この本に出会っていたら、
もやもやした気持ちを言葉にすることができたと思います。
 
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そう、言葉にするって、とても大切なことですね。
私が読んでいて、感心したのは 
質問4「自分の頭で考えるって、どういうことですか?」に
作家の令丈ヒロ子さんが答えた
「考えるのは料理に似ている」です。
 
 ケーキを食べて、おいしいと思った。そう思っただけで、
そのケーキの正体を知らずにいても、十分楽しい一日は過ごせます。
同じケーキを食べて、おいしいなあ、何が入っているのかな、と、
「何かの正体を知りたいと思う心」が「考える」につながると言うのです。
「自分の頭で考える」のはけっこう面倒くさく、思考停止にしていた方が
楽しい人生を送れそうです。
 
でも、どうしてこうなるのか?他にやり方はないのか?と
疑問を持ち、自分で考えるクセをつけておかないと、
人生のいざという時に自分の考えがまとまらなくなってしまいます。
そうすると、大事な決断を、「誰かの頭で考えたこと」にゆだねないと
いけなくなってしまいます。
さあ、大変、です。
 
ーーーーどうすれば、自分の頭で考えるようになるか?
   「考える」のは料理に似ていると思う。
     材料がなければ何も作れない。
   「どうしてだろう」「へえそうなんだ!」 「本当に?信じられないなあ。」
   「すごい!」「ばかばかしい!」
  「そうだったのか。ではこれはなんでこうなったの?」などなど。
     自分の心と頭で経験したことんのすべてが、
   「自分の頭で考える」の材料になる。
     だから、興味を持ったことや、不思議に思ったこと、
    疑問に思ったこと、よくわからなかったことを、大事にしたほうがいい。
    あなたの頭と心が体験したすべてのことが、
     あなたの考えを豊かにしてくれるのだから。p36.37ーーーーーー
 
子育て中、私の口癖は「自分の頭で考えなさい」でした。
「考える」ってことを、このように言葉にすることが
できなかったのが残念ですが、
私自身が好奇心のかたまりで、今もなお、不思議に思うことを
納得できるまで、調べないではいられません。
 
その姿がまさに教育だったのかもしれません。
7月で3才になる孫娘の口癖は「いま、かんがえてるの」です。
この子は10歳になる前に、
執筆者の一人、 松本侑子先生のサイン入りの
この本を手に取るような気がします。