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港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.49 Goodbye ,Snow White 東京ゲゲゲゲイと中村うさぎちゃん

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「ねえ、信じられないかもしれないけど、
    私も昔はお姫様だったの。
    でも私は、自分の手で、そのお姫様を殺してしまった。
     もっともっと強くなりたかったから。
     ぼんやり王子様を待ってるような、
    つまんない女になりたくなかったから。
    そうして、自分の中のお姫様を殺した私は、
    何になったと思う?   
    魔女よ。
    魔女っていうにはね、 
    お姫様を殺してしまった女のことなのよ」
 
中村うさぎちゃんが書き下ろした原作を東京ゲゲゲゲイのMIKEYが
ダンスで表現した新釈・白雪姫。
見応えのあるキレキレのダンスと
意味の深いストーリーと相まって、
あっという間の2時間でした。
 
ストーリーは…
 
『世間から美魔女と呼ばれる大スター・加々美魔耶。
女優として第一線で輝き続けるため、
自分の中に「鏡の精」を作りあげ、
常に真実の姿を写し、常に、自分自身と向き合う努力をしていました。
 
かつて、自分が主役を演じた舞台
「ミュージカル Snow White」で彼女は魔女役を与えられ、
主役の白雪姫には天然お姫様の新人アイドル白河雪菜が大抜擢されました。
 
どんなに頑張っても、若さを取り戻すことはできません。
若さだけでチヤホヤされる雪菜に次第に怒りを募らせ、
どちらが女として、女優として、魅力があるかを
王子役の吉良綺羅男にジャッジさせます。
 
加々美に憧れて芸能界に入ったと熱く語った吉良は
きっと自分を選んでくれるだろうと思っていたけれど、
彼が選んだのは雪菜。
嫉妬に狂い、雪菜を芸能界から追放させるため
りんごを使って雪菜に薬物を使います。
悪事がばれて魔女役を下されてしまいますが、
雪菜も薬物中毒で再起不能に。
 
白雪姫は代役を立てて公演をせざるを得ず、
加々美が魔女役へ返り咲き、
全く白雪姫に似つかわしくない女優の主演にもかかわらず、
舞台は大成功に終わります。
至福の加々美の元へ、花束を持った雪菜が駆けつけ、
芸能界を引退して、昏睡状態から救ってくれた医者と結婚すると
宣言します。
 
多くを捨て、その引き換えに手に入れた栄光、
これでよかったの?
という切ない歌が流れる中、加々美は自らの鏡の精と踊り続けて幕。』
 
 
女の子の多くは、プリンセス。
いつかプリンスが白い馬に乗って、やって来て、
幸せな結婚をするのと思っていたことでしょう。
 
私も実際、王子様が大好きで、結婚が人生の幸せを決める
鍵と信じていた時期もありました。
 
ところが、ある女性たちは、自分でお姫様を殺してしまい、
もっと強く生きる手立てをつかみ、
男達と張り合って、頑張って、生き抜くうちに
ふと、気づいたら、魔女なってしまいます。
 
中村うさぎちゃんは同じ学校の一学年下の
頭に良い、作文の上手な後輩でした。
自ら男の子の名前を使うショートカットの可愛い子で
生徒会の雑務も引き受ける真面目な面を持っていました。
 
ずっと、うさぎちゃんの書いた物を読んでいますが、
似通うところが多くて、共感できます。
今回の舞台も、彼女の書き下ろしということで、
東京ゲゲゲゲイを何も知らないで、
誰と行こうか決めもしないで、二枚のチケットを取りました
お友達とのランチで、何気に話したら、
東京ゲゲゲゲイとうさぎちゃん、両方の大ファンの友達がいて、大興奮。
一緒に行くことになりました。
 
国際フォーラムの会場は若い世代で埋め尽くされていました。
 
舞台終了後、特別座談会があり、うさぎちゃんが登場し、
パワーいっぱいの話をしてくれました。
 
自分というものをもって、人に媚びることなく、
精一杯生きるうさぎちゃんは、やっぱり、いいなぁと思いました。
杖をついて歩くほどに回復して良かったなあ〜と思いました。
いつか、うさぎちゃんの話を聞く会を企画したいなあ〜と思いました。
 
 
 
私も立派な魔女だけど、
後悔はちっともないし、お姫様気分も抜けてない…かもしれない。
 
貴女はどうですか?
 
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