港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.61 英国がEU離脱した日

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2016年6月23日 英国が国民投票の結果、
EU を離脱しました。
その日にロンドンにいるとは一ヶ月前のロンドン出張を決めたとき
思いもしませんでした。

離脱したい人たちの気持ちもわからないわけではありません。
税金も払えない移民がたくさん押し寄せ、
税金を支払っている国民が
厳しい状況で暮らしていかなければいけない現実があります。

残留したい人たちは、EU離脱をすれば、
経済状況は悪化し、英国の体力のみならず、
ヨーロッパ全体が経済沈下してしまい、
もっとひどいことになると考えて当然です。

ロンドンのホテルロビーにいた時、キャメロン首相の談話が
テレビ放送で流れていました。

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身なりの良い英国紳士達は画面に釘付けになり、
ため息をついていました。

アナリスト達が今、どんな状況にあるのか、
これからどうなるのかを語っていますが、
私には何が何だかちっともわかりません。

 

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そのニュースを聞いてから、テートブリテンの名画を観に行きました。
人間は過去も戦い、今も争い、
いつの世も同じことの繰り返し。
画家はありのままの悲劇を描きます。

でも美しいものに憧れる気持ちも同じです。
額の中の美女達が私に語ってきます。
愛することを忘れないでと。
画家の絵筆がとらえた限りない美の世界。
その世界を堪能しました。

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ビッグベン脇の広場には、ロンドンっ子たちがランチを広げたり、

寝転んだり、エクセサイズをしたり、思い思いに寛ぎ、

テレビ撮影をしている光景も見られます。

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この映像は今朝のBBCで放映されていました。

イギリスで最もイギリスらしい所で私はこの日を迎えているのだと、

ウェストミンスター寺院に向かって歩きながら考えていました。

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ホテルに戻り、一休みしてから、午後になって、
ビートルズの聖地 アビーロードにも行ってみました。

ヴィクトリアからブルーのビクトリアラインでオックスフォードクロスで

バークローラインに乗り換え、メイダヴァーレ駅で降りて、

坂道を登り、アビーロードに突き当たり、右に行くと、

スタジオがあります。

この辺りは静かな高級住宅街で、お散歩するのにうってつけです。

世界で一番有名な横断歩道を渡りました。

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歴史的な日に、歴史に残るビートルズのアビークロスウォークを渡るとは…

明日のことを思いわずらっても仕方ありません。
でも、明日のことを考えていくことは大事です。

忘れられない一日が過ぎていきまた。

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