港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO68. 音楽とダンス 身体が奏でる音とリズム

「音楽とダンス」というタイトルのコンサートに行ってきました。

渋谷区大和田「伝承ホール」は初めてでしたが、

趣あるホールです。

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 富永峻さんの奏でるショパンノクターンから始まり、
柴田進一氏のお話が続きました。

 

民族による骨格の差、表現の違いを歩き方、踊り、スポーツを例にとり、
実演を交えてのお話し興味深いものでした。

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農耕民族の日本人は田植えをする時、
中腰になり、辛い姿勢で動作を続けるうちに、

腰を少し下ろして安定させるようなりました。
日本舞踊は足を上げずに、擦るように動き

手で変化をつけます。


ヨーロッパの狩猟民族は走ることが多く、
そこで踊りも飛んだり、跳ねたりとなります。
ショパンマズルカがピアノ演奏用バージョンと、
バレエ用バージョンで演奏され、その違いが良くわかりました。
踊り用には、より「溜め」が要求され、呼吸を合わせる必要がでます。

 

ショパンマズルカの踊りを初めて見て、合点がいきました。
ここは飛ぶ、ここは回る、ここは止める、そう、そう。
思った通りでした。
音楽とダンスを一緒に楽しめる素敵な時間です。

踊るには峻さんのお姉さま 富永黎さんとウクライナ出身のヤロスラフ サレンコさん。
息がぴったり合った踊り、人間の動きが作る最高美だと思います。
音楽とダンス 、なんで今まで見たことがなかったのかしら。

 

お二人のコラボを見ることができます。
マズルカではありませんが、お楽しみください。
↓ ↓
https://youtu.be/eKPoNgEe6D4

 

黎さんの完璧なラインのシルエット写真を
海田悠さんが撮影されました。
今回のコンサートは海田さんに誘っていただきましたが、
初めて観る世界にすっかり魅了されました。

そして「亡き王妃のためのパヴァーヌ」 の踊りを
観てみたいと強く思いました。