読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO86. 天空のジプリで

f:id:tw101:20160824144059j:image

風の谷のナウシカ… すべてはここから始まったジプリ。

鈴木プロデューサーはこう記しています。

 

                                    ✳︎                   ✳︎

スタジオジブリの設立から30年間の歩みを体感できる特別企画。
ナウシカから最新作「レッドタートル ある島の物語」(9月17日公開)まで、
これまでのジブリ作品がどのように生み出され、
世に出て行ったのか。
会場では当時を振り返るポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、
制作資料、企画書など未公開資料を含む膨大な数の資料が所狭しと
展示空間を圧倒します。
                                ✳︎                       ✳︎


この夏、32歳,30歳になった私の二人の息子はジプリと共に成長しました。

劇場公開のリアルタイムで観たのは「思い出ぽろぽろ」が最初。
二人ともベストジプリは「紅の豚」らしい…

 

 

「平成狸合戦 ぽんぽこ」は彼らの通学していた
浅草小学校体育館で試写会があり、
鈴木プロデューサーがいらして、お話してくれました。
エアコンの設備もない暑い体育館でしたが、
子どもたちは画面に釘付け。
エンディングでは拍手喝采でした。

 

高校時代、多磨全生園で宮崎駿監督に会った際、
握手をしていただいた次男はディープなファンになりました。

 

 

ちなみに、私が一番好きなジプリ作品は
千と千尋の神隠し

f:id:tw101:20160824144239j:image

 

音楽的には「紅の豚」が大好きです。

 

 

3歳になったばかりの孫娘も親の立派な
英才教育のおかげで、ジプリ作品が大好きで、
ほとんどすべての作品のヒロインとお友達です。

でも、顔ナシがちょっと怖い…
それなのに、いえ、それだから、
顔ナシを真っ先にみつけてしまいます。

 

彼女のダントツのお気に入りは「となりのトトロ
今回、猫バスに2分間 乗ることができてご機嫌でした。
狭山事件との関連についてなど、
トトロにはいくつかの都市伝説があり、
そこに結び付けられるほど、地元に根差したともいえます。

 f:id:tw101:20160824144308j:image

 

ゲド戦記」「借り暮らしのアリエッテイ」は原作の
イメージが強すぎて感情移入ができなくて残念でした。
一度観たきりです。

同じ原作が好きな作品でも、「思い出のマーニー」は
映像美に魅せられ、何度も見直しました。

f:id:tw101:20160824144403j:image

 

 

ジプリ作品の原点 「 風の谷のナウシカ」は何度見ても、
そのたびに考えさせられます。
映画の原作となった漫画「風の谷ナウシカ」全7巻は衝撃的でした。
ナウシカの慈愛に満ちた犠牲の精神だけでなく、
光と闇の対比とリーダーとしての孤高。
闇があるから光がるとナウシカは言います。
奥が深い言葉です。

f:id:tw101:20160824144416j:image

2011年以降、ナウシカの世界が自分の生きる世界に近くなってきた気がします。
この歳月で私たちは何を得て、何を失ったのでしょうか。
失ったものを取り戻すことできるのでしょうか。

孤高に戦うナウシカはいるのでしょうか?
そう、この世界には飛び抜けたヒーローやヒロインはいないのです。

 

自分のことしか考えられない人と、
自分のこと以外も考えられる人、
この二種類しかいません。

 

自分 のことしか考えられない人ばかりになってしまったら、
自滅の道を突き進むのみです。

今なら間に合う、そう、今はギリギリ。
ナウシカの風の谷に生きる人たちのように
生き延びなければ…
子どもたちが安心して生きることができるようにしなければ…

私たちは尊い犠牲の上に今を生きています。
それこそ、先達のみなさまに「明日に架ける橋」を
渡していただいたのだと思います。
渡り終えてたその橋が落ちてしまったら……?

ジプリ展の一画にこう書いてありました。

………………………………………………………
   --未来のためにできること--

縄文人が約一万年続いた理由は、自然に対して謙虚で
サスティナブルな文化があったからでした。
しかし、自然環境の変化で、縄文時代が滅んでしまってから
約2400年。
それでも生き残った縄文人達は、外からきたテクノロジーを取り込み、
現在の私たちまで至っています。

         (中略)

縄文時代の約一万年の歴史に私達は、
自然に対して謙虚な文化と環境の変化に対して柔軟な文明を
学ぶべきなのかもしれません。
過去の一万年を考える事で未来の一万年を築く答えがると…。

……………………………………………………………………


原発に頼らないことを決めたドイツを旅して
至るところに風の谷の風車があることに驚きました。
一面のソーラーパネルにも驚きました。
台風の影響がないドイツと、
台風が上陸してくる日本。
どちらが不利かは一目瞭然です。

でも優秀な縄文人はきっと生き延びるでしょう。

 

今の子どもたちが渡れる明日に架ける橋を
私たちが作らないと‼︎

 

大都会を見下ろしながら、ふと、思いました。

 

 

f:id:tw101:20160824144534j:image