雅楽の東儀さんとバイオリンの古澤さん、アコーディオンのcobaさんの
コンサートに行ってきました。
お囃子も雅楽も苦手…と避けてきた日本古来の音。
最近、自分でコンサートを企画するようになって、
音楽に対する興味が変わってきました。
クラシックはもともと好きですが、17歳でユーミンを知ってから、
ユーミン大好きになってコンサートはずっと欠かしたことはありませんでした。
還暦近くになってからロックを聴き始め、
さらに、さまざまなジャンルの音を楽しめるようになりました。
昨日のコンサートもお連れ様が急に行くことができなくなったと、
ピンチヒッターで友人よりお声がかかりました。
東儀さん?雅楽? 先入観とは恐ろしいです。
昨日のコンサートは、私の先入観を全く覆す素敵な素敵なコンサートでした。
篳篥 漢字を読める方はすごいです。ヒチリキと読みます。
日本古来の楽器で、雅楽には欠かせません。
葦笛の単純な形をしていますので、演奏者によって音が変わります。
ドレミファソラシド レ が一般的な音ですが、
東儀さんは さらに ミファ と吹きます。
これはすごいことだそうです。
バイオリンの古澤さんはアメーバ。
正統クラシックから、ジャズまでなんでも弾きこなし、
さらに平安貴族のいでたちでバイオリンを奏でます。
表現は多様で、まさにアメーバのように変わっていきます。
HPより
アコーディオンのcobaさん、目をつむって聴いていると
まるでパイプオルガンの音のようです。
4日前にできたホヤホヤの新曲から、イタリアオペラまで、
幅広いジャンルの曲を自由自在に弾きこなしいきます。
ニュース記事より
ニュース記事より
東儀さんの輝くクリスタルの笙にもびっくりでした。
笙はアコーディオンへと繋がっていくそうです。
HPより
お客様の大半は私より先輩のお姉様方。
オーチャードホールが満席の人気を誇るコンサート、
オリジナルグッズを買うと、握手券がついているという気配り…さすがです。
お客様の顔はみんな輝いています。
手拍子もリズムもバラバラ、自分のそれぞれできる仕方で楽しんでいます。
きちんとしたコンサートもいいけれど、こういうコンサートもいいものです。
さて、来週 “Kaleidoscop" 開催です。
プログラムが決まりました。
“クラッシック”から“お笑い”まで4つの異なるジャンルの音楽が
カラフルな万華鏡の如く華やかに繰り広げまれます。
少しだけディレクターがご案内します。
① ネオ・クラシック
ドビュッシーを得意とする、コンサートピアニスト山本弘子が、
ネィティブ・ロッカーズのパーカッション丹菊正和と、まさかのデュエット。
印象派の繊細で緻密な作品に原色のスパイスを効かせたら、
より鮮明に浮かび上がる陰影の美。
食べたことのない料理を初めて食べる感動を味わってください。
② フリー・ジャズ
デキシーからハードバップまで、ジャズは進化し続けますが、
その本質は即興演奏であり、究極のジャズはフリー・ジャズということになります。
早稲田の学生時代からプロミュージシャンとして活動を始め、
今や大ベテランのジャズ・ギタリスト吉田啓二が、
中堅若手として第一線で活躍するサックス奏者武田和大とデュオで
インプロビゼーションを繰り広げます。
演奏タイトルは即興二重奏《秋》
さて、何が飛び出すか?何を感じさせてくれるのか?
どんなスリリングな音宇宙が広がるのか、そのステージに大注目です。
③ フォーク
若手美人フォーク歌手(あえてそう呼びましょう)の、いわさききょうこちゃん。
高い秋の空に溶けてゆくような透き通った声で、自ら弾く、ギターとピアノに乗せて
「今」を歌います。
④ お笑い
待ってましたのトリは、「笑点」や
末広亭、浅草の寄席で人気の「めおと楽団ジキジキ」
音楽ネタのお笑いを通り越し、その質の高い音楽性から生み出される「笑い」は
文字通り、音楽は楽しいものと改めて気付かされるほど。
笑って笑って笑って、音楽で幸せになってください。
万華鏡のように、キラキラしたコンサートになります。
楽しく過ごしていただきたいなあと思います。
笑顔いっぱいのコンサートにできまうように。
演奏者のみなさんの笑顔を思い出浮かべて、思いました。
ぜひ、いらしてくださいね。