港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.111 哀愁と情熱のジプシーバイオリン 宮古 岩泉へ愛が届きますように

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金曜日、Jaerv イエルブ の5人が来日しました。

昨日、元気に初日のコンサートを下北沢音倉でしました。

素晴らしい演奏にその場に居合わせた全員が感動しました。

音楽に国境なんてないと思いました。

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イエルブのツアーが終わるとすぐに

次はハンガリーから素敵なミュージシャンが来日します。

 

そして、日本人で唯一、本場ハンガリー

ジプシーヴァイオリニストとして認められている古館由佳子が

気鋭のブダペストっ子ミュージシャンと共にふるさと宮古、岩泉への思いを込めて、

横浜でチャリティコンサートを開きます。

「マリゴールドの魔法」が初めてチャリティコンサートを開催することが決まり、

私はすぐに岩手に行きました。

自然の猛威の傷跡は空が青くて美しければ美しいほど、心に痛みを感じました。

復興支援という言葉が遠く思えました。

復興ではなく、自ら新しく作り直す力が必要なのかもしれないと思いました。

どう行動に移していくか、まだわかりません。

今、宮古と岩泉のためにできること、思いを伝えるコンサートにしたいと願います。

コンサートの告知は大切だとつくづく感じています。

どんなに素晴らしいコンサートでも、誰にも聞いてもらえなければ、

誰も知らないままです。

どうやって多くの人に来てもらえるかは課題です。

どうやって知らせるか… ポスターやチラシ、これはとても重要です。

今回のコンサートもどんなポスターにしていくか…

考えていたときに出会った一枚の写真。

宮古浄土ヶ浜の天空に広がる天の川の星空…

この 写真には宮古への愛が満ちていました。

撮影者の方に連絡を取り、ポスターに使用して良いかお聞きしたら、

快諾してくださいました。

自分の写真を使ってくれてありがとうと嬉しいお返事でした。

1人の人が幸せになり、元気になれば、隣の人に元気をわけていく…

この写真に惚れ込んだアートディレクターが、

心を込めて完成したフライア。

笑顔になって行きます。

そんな小さなことから始まっていけると思ったら、

自分に何ができるかと大袈裟に構えなくてもいいのだと思いました。

 

通常なら縦使いのポスターを横使いにし、

情報は裏にまとめるという大胆なチラシができました。

見ていると心が穏やかになる不思議なチラシになりました。

 

 

演奏者 のプロフィールです。

古館由佳子(ジプシーヴァイオリン)

岩手県宮古市出身。桐朋学園大学音楽学部卒。ハンガリーブダペストにて、ハンガリー最高賞であるコシュート・ラヨシュ賞受賞者のボロシュ・ラヨシュ、ヴァイダ・バルナバーシュにジプシーヴァイオリンを師事。2006年、ハンガリー国際ジプシーヴァイオリンコンクールにて、審査員特別賞、レメーニ・エデ協会賞、ハンガリー演奏家・舞踊家協会賞、をそれぞれ授賞。ロマ民族以外で、また、アジアの女性として初めての授賞として、ハンガリー国内外で話題をさらった。その後、マジャールTV, ドゥナTVに出演、特集番組が組まれた。
ヴァイダ・ジプシー・コンサート・オーケストラの共同設立者兼ソリスト
2012年と2013年には、ハンガリー国立博物館のコンサートに招聘され、大成功をおさめた。
これまでに、シャーンタ・フェレンツ、ロビー・ラカトシュ、ラースロー・ベルキ等と共演。
2014年ロサンゼルスで行われたWCOPA(ワールドチャンピオンシップ・オブ・パフォーミングアーツ)で、6つの部門においてそれぞれ金メダル受賞、加えて五つのカテゴリーにおいてチャンピオンとなる。
NHK深夜便出演、 NHKクラシック番組にハンガリー語対訳提供。
宮古市の実家は東日本大震災で被災。

 

コヴァーチ・カーロイ
(ジプシーチェロ)
ブダペスト生まれ。祖父は高名なジプシーヴァイオリニスト。6歳の頃からチェロを始め、8歳にはライコージプシーオーケストラ(子供オーケストラ)のメンバーとして世界中を演奏旅行した。ホンヴェード舞踊団、シャーンタ・フェレンツ、プカ・カーロイ、サライ・アンタル等のハンガリーのみならず世界で有名なジプシーヴァイオリニストの率いるバンドでソリストとして活躍。ニューヨーク・カーネギーホールシドニーのオペラハウス等で演奏。日本でも横浜のアルテリーベレストランでレギュラーバンドとして来日していた。

 

バログ・デジュー
(ジャズピアニスト)
ブダペスト生まれ。父は有名なジプシークラリネット奏者。バルトーク音楽院で10年間クラシックを学んだ後に、世界的なジャズピアニスト、サクチ・ラカトシュ・ベーラの弟子としてジャズピアノを学ぶ。15歳でブダペストジャズコンクールで優勝の後、モナコの超高級ホテル等のラウンジで長年演奏。アルベール王子の誕生パーティーに招待されピアノを披露。
2015年には、ブダペストバーピアニストコンクールで優勝。
世界的リゾートであるスイスの高級ホテルに招かれ、ラウンジ演奏している

 

宮古の特産品や、ハンガリーの手芸品の販売も行い、

その売上全てを支援金として、 直接、現地にお届けします。

11月25日 山手の洋館はクリスマスイルミネーションで美しく飾られ、

私の大好きなヨコハマになります。

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どうぞ、お出かけください。