読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.127 しぇあひるずヨコハマと ゆずりは

日記

f:id:tw101:20170116135910j:image

 

私が暮らした家の内部解体が始まりました。

解体してみたら、60センチも天井に空間があったことがわかりました。


半世紀前に建てられた三階建て鉄筋コンクリート造りで、
三階が住居、一階、二階は当時しては珍しいメゾネットタイプの賃貸住宅です。

もう一棟のアパートはさらに古いモルタルアパートです。

f:id:tw101:20170116135928j:image三階建アパート

f:id:tw101:20170116135938j:image最初の私の部屋 

 

f:id:tw101:20170116141338j:image 屋上のお部屋は人気がありました

 

小学生だった私は初めての自分の部屋を持てるとあって、
期待に心を弾ませていました。

港も見える丘の上に祖父が家を建てたのは
横浜大空襲の後のことでした。
私の母と祖父は協力して、 敷地に一軒家とアパートを次々に建て、
外国の方も含めていろいろな家族が住んでいました。

 

 

各家庭にお風呂もテレビない時代です。
大家をしていた我が家のお風呂を共同で使い、
テレビでみんなで力道山のプロレスを
見ていた記憶があります。

 

カラーテレビが出た頃、「ジャングル大帝」「魔法使いサリーちゃん」を
敷地内に住む子どもたちとアイスを食べながら一緒に見た記憶もあります。
お引越しをしてくる家族に子どもがいるかどうかは
私の最大の関心事でした。

 

10歳の時に、私は子どもたちだけで地域の子ども会を組織、

納涼会やクリスマス会を企画運営したこともあります。

 

高度成長時代の大人は無我夢中に働いていて、

今よりも、子どもに目もお金もかけていなかったかもしれません。

それでも子どもたちはへっちゃらでした。
そう、子どもたちには勢いがあったのです。
ひょっこりひょうたん島」を見て育った私たちです。
自分で考えるという自由を大切にするようにと
家庭でも学校の先生にも教えられてきました。

 

 

そのうち、母は、横浜市立大学と提携し、大学生の下宿を始めました。

食事のお世話はもとより、

持ち前の御節介で縁談を世話したり、それは華やかな時代でした。

働きすぎたのか、母はくも膜下出血で早逝し、

残された私と弟は
自立自活を余儀なくされました。

 

親のいない我が家にはいつも友達が集まってきていました。
一緒にご飯を食べてずっとおしゃべりして過ごし、
弟のお友達はさらにたくさん集まってきました。
賑やかな時代です。

それでもきちんと自律していたと思います。

 

 

時代は変わり、食事をするのも、テレビを見るのも、個別の時代となり、
SNSの時代となりました。

 

自分で考える人がたくさんいたら大変。
みんな考えないようにするために、あの手この手で
今のシステムを作りあげたお偉い方々…
見事に思惑通りになりました。

 

ここで、私は考えました。
子どもたち「考えるという自由」を持ってもらえるような取組を
どうやってしていこうと。

浅草に嫁ぎ、再び横浜に戻ってきたとき、
その時はただ、生まれた場所に戻りたいと
自分の幸せばかりを考えていました。
でも、いま、私の思いは子どもたちや孫たちの世代へと移っています。
生まれ育ったこの場所で、神さまの御心に沿うような
取組を始めてゆこうと思います。
もう一度、昭和40年代のようなコミュニケーションをとれる
共同住宅を作ります。

 

ここがどう変わっていくか楽しみです。

 

しぇあひるずヨコハマのクラウドファンディングも
皆様の温かい支援を受けて、
200万円を超えました。目標の200%を超えました。

二人の息子たちも懸命に頑張っています。
あんなに小さな子どもだったのに…

祖父、母、私、息子、そして孫へ、
ふと、息子の小学校卒業式に読んだ詩が思い浮かびました。
楽観できない時代だからこそ、
夢と希望を渡していきたいと、思いました。
今週金曜日まで、後4日。
ご協力いただけたら嬉しいです。

 

 


✳︎

ゆずり葉
河井酔茗

 

 

子どもたちよ
これはゆずり葉の木です
このゆずり葉は
新しい葉ができると
入れかわって古い葉が落ちてしまうのです

こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉ができるとむぞうさに落ちる
新しい葉に命をゆずって──

 

子どもたちよ
おまえたちは何をほしがらないでも
すべてのものがおまえたちにゆずられるのです
太陽のめぐるかぎり
ゆずられるものは絶えません

かがやける大都会も
そっくりおまえたちがゆずり受けるのです
読みきれないほどの書物もみんなおまえたちの手に受け取るのです
幸福なる子どもたちよ
おまえたちの手はまだ小さいけれど──

世のおとうさん、おかあさんたちは
何一つ持ってゆかない
みんなおまえたちにゆずってゆくために
命あるもの、よいもの、美しいものを
いっしょうけんめいにつくっています

今 おまえたちは気がつかないけれど
ひとりでにいのちはのびる鳥のようにうたい
花のように笑っている間に気がついてきます

そしたら子どもたちよ
もう一度ゆずり葉の木の下に立って
ゆずり葉を見るときがくるでしょう

                                                                        ✳︎

 

 

 

 

しぇあひるずヨコハマ クラウドファンディングです。

よろしくお願いします。

        ⇩

https://faavo.jp/yokohama/project/1679