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港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.138 いわき復活への道

日記

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東日本大震災から6年の歳月が流れました。
まるでもう復興されたいるかのように思い込もうとしても
まだまだ道のりは険しいものがあります。

 

もともと過疎化が進んでいて、諸問題が山積している地域が
根こそぎ生活基盤を失ったのです。

復興 reconstruction という言葉は元通りにするという意味を
持ちますが、
東北には 再生 rebirth が必要だと日頃思っています。

支援として何ができるかとずっと考えていますが、
あまりに微力でおこがましくて、支援などできません。
私の一つの道はその場に行って寄り添うことだと思っています。

昨年11月、JAERVのいわき公演日に紹介されたお芝居が

「君はどこにいるの」でした。

 

いわき市市政施行50周年記念事業 ならびに福島復興支援事業として
特別にいわき芸術文化交流館アリオス大ホールで開かれた

石井ふく子名作劇場〉「君はどこにいるの」

実行委員長をされているMさんのお誘いをいただきました。

気張って和服を着ていきました。
自分で着付けて電車に乗り、いわきまで行って、翌日 帰る…
結構きついと思いつつ、
せっかくの千秋楽なのでと、久しぶりの着物を準備しました。


石井ふく子さんは東芝日曜劇場の名プロデューサーで、
私は小学生の時からの大ファンでした。

最初に「愛と死を見つめて」を見た時の衝撃は忘れられません。
大空真弓さん主演でした。

 

シリーズでは
池内淳子さん「女と味噌汁」(1965〜1980)
吉永小百合さん、杉村春子さん「下町の女」(1970〜1974)
森光子さん「天国の父ちゃん こんにちは」(1966〜1974)

 

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この三本は欠かさず見ていました。
亡き母が大好きで、一緒に見ていました。
母は必ず泣きました。ポロポロ 涙をこぼして泣きました。
「天国の父ちゃん こんにちは」が一番好きでした。

1972年に亡くなった母との思い出の中で
一緒にテレビを見たこの時間は愛おしく感じます。
最終回は一人で見た私は、この番組で人生の理不尽さと
たくましく生きる女の強さを学びました。

 

 

下町言葉、山の手言葉、
おじいちゃん おばあちゃん、
おじさん、おばさん、お姉さん、お兄さん みんな、
それぞれの言葉を話していた時代、
テレビから流れる言葉は美しく聞こえました。

 

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この作品は東芝日曜劇場に書き下ろされた「懐かしい顔」で、
石井ふく子先生のご尊父 伊志井寛先生が父親役、
娘役は高峰秀子さんでした。
原作は小島政二郎先生、脚本は砂田量爾先生でした。

感銘を受けた伊志井先生は新派舞台でも取り上げたいと思い、
演出をふく子さんに任せることになったのです。
父親役は伊志井寛先生、娘役は水谷良重さんでした。


それから50年近くの歳月がたち、
三越劇場創立90周年の記念公演として、
「懐かしい顔」は「君はどこにいるの」と改題し、
上演が決まりました。

今回の配役は
父親役に西郷輝彦さん、娘役には一路真輝さん
父親の再婚相手役に竹下景子さんです。
皆さん、素晴らしい演技で、会場を魅了しました。


Mさんのご好意で、なんと、
打ち上げ会場にも参加させていただき、
石井ふく子先生と東芝日曜劇場のことを
親しくお話しできました。


3歳お姉さんの竹下景子さんとも
クイズダービー時代の昔話に花を咲かせ、
一路真輝さんとは昭和38年当時の思い出を語り合いました。
至福の時間でした。

西郷輝彦さんに写真撮影をお願いしたら、
笑顔で応えてくださり、SNSアップのお許しもいただきました。

 

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同じホテル宿泊していましたので、お部屋戻るエスカレーターもご一緒。
地方公演の良さをしみじみ感じました。

翌日朝食会場でも皆さんとご一緒。
こういう時、着物を着ていると印象深いものだと思いました。

 

 

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津波で甚大な被害を受けた薄磯。
息子たちが幼い頃は毎年 薄磯で海水浴をしていました。
何軒もあった民宿は全て津波に呑まれてしまいました。

その地奇跡的に残った「雲雀乃苑」
塩屋埼灯台の足元にある観光拠点で、美空ひばりさんの
名曲「 乱れ髪」の歌碑が建っています。
周辺の道路もやっと通行できるように整備が進みました。
6年を期に ひばりさんが残してくれた 地域の財産を復活して、
地域の復興・復活を取り戻すための祈念祭も行われました。

快晴の青空の元、ひばりプロダクション 加藤和也社長を
来賓にお迎えしてもセレモニーが行われ、
「君はどこにいるの」の出演者のみなさまを交えての
テープカットも行われました。

 

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いわきの復活、再生はまだまだこれからだと思います。
過去のことと思わず、これからも寄り添うことができたらと
思いました。

 

 

地元の民宿 今はプレハブで食堂してます。なんでも美味しいです

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 また来ますね〜 いわきのお友達に手を振って

帰路につきました。