はまっこの心のよりどころ、伊勢山皇大神宮に行ってきました。
横浜ならびに横浜港の総鎮守とされ、
「関東のお伊勢さま」
「汽笛の聞こえるお伊勢さま」として親しまれています。
1870年(明治3年) 、それまで一寒村であった横浜は、開場港となり、
貿易の街として急速に発展していきました。
キリスト教の伝道者が多く来日し、
山手の丘にはミッションスクールもできていく時代…
外国文化が大量に押し寄せてきました。
井関神奈川県知事は横浜の精神的支柱とするべく、
神社信仰の確立が必要と考え、伊勢神宮より勧請されたと伝わる古社を再興して、
港を一望する丘の上へ遷座しました。
遷座に際しては、5日間にわたり、
日本一と称えられた盛大な祝祭が執り行われました。
その費用は当時の外務省半年分の予算にも匹敵すると言われ、
このお祭りをきっかけとして、
横浜からアイスクリームが世に広まったとも言われています。
神宮の鎮座まします伊勢山の丘は、もともとは野毛山と呼ばれていましたが、
遷座の際に伊勢山と改めてられました。
境内の一部には伊勢山貝塚と呼ばれる遺跡もあり、縄文後期の土器も出土されていて、
いにしえの縄文人たちが住んでいた地域であると考えられます。
開港後、横浜には他地域からの多くの移住者が住みつき、
隣人同士のつながりが希薄で、地域共同体としての機能が低かったようで、
何とか、市民を一つにまとめあげ、
「横浜市民」としての価値観を植え付けたいと願い、遷座祭を盛り上げたようです。
江戸に負けない「はまっこ」の自覚はこのあたりから生まれたのでしょうか。
摂末社としては以下の三社があります。
摂末社杵築宮(きづきのみや):伊勢神宮の外宮の祭神である豊受姫大神に合わせ、月讀命、須佐男命、大国主命、住吉三神を祀る。
子之大神(ねのおおかみ):野毛町の氏神で、大国主命、姥姫を祀る。元々は野毛の町内にあったが、戦禍により社殿を焼失し、現在、杵築宮に合祀されている。姥姫とは、埋め立て前の桜木町駅周辺の海上にあった「姥岩」に鎮座していた女神で、護良親王の乳母を祀ったものと伝わる。
大神神社磐座(おおみわじんじゃいわくら):大物主大神を祀る。奈良県の三輪明神大神神社より分霊を受けて1996年(平成8年)に鎮座した。社殿が成立する以前の、「磐座」(いわくら)と呼ばれる古代の祭祀場が再現されている。
私はこの度、旧姓に戻りました。
旧姓は「世古」といいます。
「せまいところ」が変じて世古になったようで、
京都の「小路」と同じです。
かなり珍しい名字ですが、伊勢の
「山田の町」は世古だらけです。
お伊勢さんには、行けないけれど、
伊勢山皇大神宮にいって、
世古に戻りましたよ!と
報告したら、とても身近に感じました。
ひと気のない境内では
折しも夏至の大祓神事が行われている時でしたので、
茅の輪をくぐることができました。
初めての経験です。
野毛側の階段を降りていくと
お茶会もできる庵があります。
そこの手水舎には美しく紫陽花の花が咲いていました。
静謐な美しさに包まれ、
心も清らかになってきます。
階段を降りて、野毛の町に出る頃には
お日様が顔を出していました。
お腹もすいたので、どこかでランチにしましょう!
と歩いていて選んだお店は
世界で24位に輝くピザ屋
「キアッキェローネ」
窯で薪で焼き上げられるピザは絶妙な美味しさです。
人気店なのに予約なしで入れました。
今後の作戦会議の有意義なビジネスランチは大成功!
そして再びお散歩して大岡川沿いの気になっていたお店「カサデリロ」さんにいってみました。
お腹いっぱいなのが、残念…
そこで、ケーキセットを注文しました。
なんとお通しにチーズケーキも付いている贅沢さ!
テラス席はとっても気持ちが良かったです。
今度は絶対、パエリア食べに来ますね!
と店長のマリオさんにお約束してきました。
https://casadelrio-sakuragicho.com/?utm_source=google&utm_medium=map
野毛にお住まいのSさんのご案内で
とっても素敵なお散歩とビジネスランチができました。
お世話になりました!
ここから何が飛び出していくか…
とっても待ち通しい気持ちです。
忘れられない一日となりました。