港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.169 『ある男』かかる日のかかるひととき

武者小路実篤の自伝的小説「或る男」 有島武郎の傑作「或る女」 高校生の頃、好んで読んだものです。 そして先日、平野啓一郎氏著「ある男」を読み終えました。 「或る」でなく「ある」と平仮名であることに今どきを感じます。 作家デビューして20年の平野啓…

NO.168 暴力は絶対だめ!」アストリッド・リンドグレーン

ラッセの父親である編集長ブロンベルクとキッパリ別れたアストリッドは 愛息を連れて実家の農場に戻ります。 育児は苦手だけれども、遊びの天才! 干し草にトンネルを作る方法や、 石壁の上でバランスを取る方法、 草むらに寝転がり雲の形を見る方法を熟知し…

NO.167 映画《リンドグレーン》ネタバレご注意!

「岩波ホールの映画とお食事を楽しむ会」という 素敵な企画に初めて参加してみました。 いきなり冒頭からアブラハムと「ソドムとゴモラ」 の説教が行われる教会のシーン… 16歳のアストリッドは牧師の話も上の空、 隣席の母親から睨まれても気にかけず、 聖書…

NO.166 映画《ジョジョ・ラビット》ネタバレを含みます

「観たいと思う映画を何でもいいわよ、」とお友達に誘われ、 大喜びでリクエストした映画が《ジョジョ・ラビット》でした。 昨日、映画館で観てきました。 感動いっぱいなので、昂奮のあまりネタバレを含む感想になってしまいますので、 これからご覧になる…

NO.165 「男はつらいよ 50 」『お帰り寅さん』

快晴の日曜日、予約していた映画 「男はつらいよ 50 お帰り寅さん 」を観てきました。 大切なお友達から特別優待をしていただいて、 いそいそと出かけて行きました。 第一作の公開から50周年となる今年、 新撮された映像と、デジタル修復されたかつての 映像…

NO.164 クリスマス2019 サンタクロースがやってきました

2019年のクリスマス、どうお過ごしでしたか? 今年もサンタクロースがやってきました。24日の夕方6時半頃、サンルームのドアがそっと開き、サンタクロースが大きな白い袋からプレゼントを取り出すと、6才の女の子と2才の男の子は目を見張り、一瞬の間を置い…

NO.163 『賢者の贈り物』

『賢者の贈り物』は、言わずと知れた オー・ヘンリーの短編小説で原題は“ The Gift of The Magi” The Magi (大文字)とは、星に導かれてイエス様の誕生に駆けつけてた東方の三人の博士のことです。 ちなみに、MAGI マギ とはイラン古語のギリシア語読みMagoi …

NO.162. IR(総合型リゾート)の実現に向けて 横浜市

神奈川公会堂で開催されたIR市民説明会に参加してきました。 先月、事前の申し込みをして、当日、受付で座席指定を受け、開始10分前に席に着きました。 私の席は3-20 前から3番目で林文子市長をしっかり見据えことのできる席でした。 元TBSアナウンサー渡辺…

NO. 161 しぇあひるずクリスマスコンサート

アドヴェントに入った12月6日金曜日の夜、しぇあひるずヨコハマの小さなサロンでクリスマスコンサートを開催しました。小堀英郎さんのピアノと奥様でソプラノ歌手の平田葉子さんをお迎えしての、アットホームなコンサートでした。 いつも暮らしているお部屋…

NO.160 『ツナグ』想い人の心得 母の命日に

2012年に映画化され、大ヒットした辻村深月さんの 小説『ツナグ 想い人の心得』を読みました。 生きている人がもう一度会いたい死者を呼び出し再会させる 仲介人“ツナグ”の祖母から引き継いだ高校生、歩美を主人公として、 様々な人間ドラマを描いた感動作で…

NO.159 《ブラザーサン シスタームーン 》

カトリック教会第266代ローマ教皇フランシスコがい本日、いよいよ来日されます。 アルゼンチン出身の82歳のフランシスコ教皇様が広島・長崎を訪問され、 何を語られるか、興味が尽きません。 まさにこの時、ツタヤディスカスから 『ブラザーサン シスターム…

NO.158 「作家が自作を語る」〜作家の本音 

日本ペンクラブ女性作家委員会主催の文学イベント第6回「作家が自作を語る」が神田神保町東京堂ホールで開催されました。今回は篠田節子さんと諸田玲子さんがゲストで、司会進行は女性作家委員会長の松本侑子さんです。 篠田節子さんは東京生まれの64歳。東…

NO.157 久布白落実の生涯(2) 落実の青春

1920 年頃の女子学院 共愛女子校でミス・バーリーに「英語は好きですか」と聞かれ即座に 「嫌いです。義務だから習います。」と答え、 後のガントレット恒子女史に「笑わない可愛くない女学生」と呼ばれた落実は、 明治29年開けて早々、母に女子学院に連れて…

NO.156 久布白落実の生涯 (1) 幼い落実

「クボシロオチミって知ってる?」 叔父がそう尋ねてた時、私は漢字すら思いつかず、「知りません」と答えました。 「ちょっと調べてごらん、ひさしい、ぬの、しろって書いて久布白、 おちるみで落実」 すぐに調べてみると「久布白落実」さんのWikipediaが出…

NO.155 『第三夫人と髪飾り』 〜籠の鳥は飛び立たったのでしょうか〜

『第三夫人の髪飾り』を渋谷Bunkamura ル・シネマで鑑賞しました。 終演後、上野千鶴子先生のトークショーがあると知り、2列目の真ん中の席を予約し、映画の予習もして、意気揚々と出かけてゆきました。 上野先生とは何度か視線が合う近さでトークを聞くこと…

NO.154 宮沢賢治とタッピング宣教師夫妻

台風19 号は甚大な被害をもたらしました。 亡くなられた方の御霊が安かれと祈ります。 今なお不便な生活を強いられていらっしゃる方々が 1日も早く平常に戻れますようにと祈ります。 台風の翌日、澄み切った青空に浮かぶ 富士山の姿は雄大でした。 自然は豊…

NO.153. 『中島敦展』〜魅せられた旅人の短い生涯

2019年10月12日 未曾有の大型台風 第19号 ハギビスが接近しています。 前回の台風15号ではここでも木が折れるなどの被害が出ました。 人間の手に負えない大きな自然の力を見せつけてられる思いです。 台風の前の静けさの中で、一人の天才作家に思いを寄せま…

NO.152 直木賞受賞作『銀河鉄道の父』

風も涼しくなって、読書の秋、 勧められた門井慶喜著『銀河鉄道父』を読み終えました。 宮沢賢治の誕生から死に至るまでの短いけれど、 父、政次郎に深く愛された生涯を描いた感動作です。 宮沢賢治は1896年8月27日、岩手県花巻市で 父宮澤政次郎、母イチの…

NO.151 映画『天才小説家の妻』 妻って何かしら…

ずっと見たいと思っていた映画『天才小説家の妻 40年目の真実』がツタヤディスカスから届き、早速、観ました。 2017年製作この映画は、スウェーデン、イギリス、アメリカ合衆国の合作で、 主演はグレン・クロース。 グレン・クロースといえば、なんといって…

N0.150. 映画『人間失格』と小説『恋の蛍』

蜷川実花監督 小栗旬主演『人間失格 太宰治と3人の女たち』を観てきました。 実は太宰治を私は好きではありません。 地主のボンボンに生まれながら、心中相手を死なせながらオメオメ生き延び、 メソメソして妻や愛人に甘えてばかり… プロレタリア文学の旗手…

NO.149 映画 “インドシナ ”

ベトナムから帰って一週間が経ち、日常生活に戻っていたところに、 ツタヤディスカスから“インドシナ”のDVDが届きました。 カトリーヌ・ドヌーブ主演1992年公開の映画です。 全編ベトナムでにロケをした大作。 49歳のカトリーヌ・ドヌーブ、美しいです。 ネ…

NO.148. 大人の文学『赤毛のアン』

〈写真は朝日の当たるグリーン・ゲイブルズ 私が撮影しました。 そしてプリンスエドワード島の地図 小さく見えますが島の東西は200キロ。思うより大きな島です。) 「赤毛のアン」 著者はL M モンゴメリ。 本名はルーシー・モード・モンゴメリです。 (大ベ…

NO.147「赤毛のアン」全文訳 訳註付 刊行されました!

文春文庫「赤毛のアン」シリーズの第1巻「赤毛のアン」が7月に刊行され、 9月に続いて第2巻「アンの青春」が発売されました。 昨日、神田神保町三省堂書店で翻訳者松本侑子先生の 〜謎とき「赤毛のアン」〜というタイトルのトーク&サイン会が開催されました…

NO.146. スパ天国ハノイ 後編

ハノイ行きが決まってすぐに、どこのスパの予約をしようかと、 ガイドブックとWEBで調べました。 そして、「ここしかない!」と決めたスパが 「ソフィテルレジェンド・メトロポールハノイ」内にある「ル・スパ」でした。 フランス植民地時代のフレンチコロニ…

NO.145 スパ天国 ハノイ 前編

海外旅行の楽しみは「異国の文化触れる」「美しい景観を見る」 「美味しいものを食べる」「お買い物をする」などありますが、 私の大きな楽しみは地元スパ体験をすることです。 ハノイはスパ天国です。 街角にある格安な足裏マッサージから高級スパまで色と…

NO.144 ハノイ大聖堂(聖ジョセフ大聖堂)のミサ

ベトナムのキリスト教徒は10%で、 ほとんどがカトリック教徒です。 ハノイ大聖堂はパリ、ノートルダム寺院に似て、二つの塔を持つ、ネオゴシック様式で フランス軍に占領された1882年に建設が始まり1888年に完成しました。 ベトナムとインドシナの守護聖人、…

NO.143 ハノイ 夕食なに食べる?

最初の夜はゴージャスなルーフトップレストランで有名な パンパシフィックホテル〈THE SUMMIT 〉行くことを決め、 日本で予約を取りました。 暮れなずむ5時から、タイ湖に夕日が落ちていく マジックアワーにうっとりしながらのひととき。 テラス席の角席は期…

NO.142 世界遺産ハロン湾クルーズの魅力

ハノイからバスで3時間ほど北上しすると世界遺産ハロン湾につきます。 以前は4時間以上かかったそうですが、2ヶ月前に高速道路が開通し、 時間が大幅に短縮したそうで、快適なツアーでした。 43,400ヘクタールにも渡る広大なエリアに、石灰岩からなる大小1…

NO141 Grab Taxi 超便利

ノイバイ国際空港からハノイ市内へのアクセスはタクシー、 ミニバス、ホテルのピックアップ、エアポートリムジンバス、 そして86番バスという方法があります。 一人旅の時は必ずホテルからお迎えを頼んでいましたが、 今回は頼もしいかこちゃんがついていま…

NO.140 新たな旅の始まりはハノイから

2017 年3月20日に「君はどこにいるの」を書いて、 私のブログはお休み期間に入りました。 あれから私はどこにいたのでしょう… 4月にシェアハウスをオープンし、新しい入居者さんとの出会い、 食事の提供、 自宅の売却などで、目紛しい毎日を過ごし、 私の生…