熊本で大地震が起き、多くの方々が不安な思いをされていると思うと、心が痛みます。
なんでこんな理不尽なことが起きてしまうのでしょうか。
何もしてあげることのできない自分の無力さを思うと居ても立っても居られません。
テレビでは同じような映像が繰り返し流れているのでしょう。心を静かに保ち、今日という一日を過ごそうと思いました。
ところが、数年前、とても辛い目にあい、どうしようもなくなり、ただ、マリア様にすがりました。
「ママ、ママ、私はどうしたらいいの?」と言葉にしたら、とっても気持ちが楽になりました。
母を早くに亡くし、私はいつでも、どこでも一所懸命頑張ってきましたが、プツンと糸が切れてしまった時でした。
何 にも言わずにマリア様は優しく私を抱きしめてくれる気がしました。
天の父なる神様に祈るより、ママに泣きつきたい時もあるのです。
「ダ・ヴィンチコード」を読んだ時は、よく出来たストーリーだと感心しましたが、それほど思いを深くした訳ではありません。
《グイ・ド・レニによる悔悛のマグダラのマリア》
男たちはピタリと扉を閉め、意気消沈していたときに、女たちは行動していたのです。
そこでマリアさんは墓が空になっていることを知ります。どんな気持ちだったでしょう。
愛する人の遺体がさらわれてしまったと、茫然としたことでしょう。
しかし、驚くマリアさんに天の使いはイエスが復活したと知らせます。
怖い言い方でなく、優しく言われたと思います。
《悔悛するマグダラのマリア ティツイアーノ》
どんなレッテルを貼られようと、マリアさんにはどうでもいいことだったと思います。
イエスさまの恋したマグダラのマリアさんは エロスとアガーぺの聖女だったのです。
そして彼女はイエスの教えを伝える伝道師となったのです。
素晴らしい女性、マグダラのマリアさん。