港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO48. Young men see visions; old men dream dreams

若者は幻を見る。老人は夢を見る

 
 ヴィジョンとドリーム、双方とも、夢と訳すことができますが、
新共同聖書では「幻」と訳されています。
 「幻」といっても煙のようなすぐ消えてしまうもの、
つかみどころのないものという意味ではなく、「展望」というものと思います。
「あなたには明確なヴィジョンがありますか?」と面接で問われ、
漠然とした夢を語ることはないでしょう。
 「若者は幻を見る」というのは「これから私たちはどうしていこうか」
という展望をしっかり持っているということでしょう。
一人ひとりが一生かけて成し遂げたい目標や目的のことかもしれません。
 
では「老人は夢を見る」はどうでしょうか。
年を経て、この世の様々な経験から、
大体世の中や人間というのはこういうものだとよく悟っている人が老人。
昔からどこの国でも優れた知恵者として大切にしてきました。
 
成熟した人間は、自分の人生だけでは到底果たすことのできない夢をみて、
後の世代の者の喜びを自分の喜びとすることができると聖書は言っています。
 
 
たまに「若者が夢がある」「老人が幻を見る」だったか、
わからなくなってしまう時もあります。
こうして覚えておくと忘れないかもしれません。
ヴィジョンよりドリームの方が壮大なのです。
 
 
 
私は小さな時から夢ばかりみていました。
大きくなったら、何になりたい?といろいろ想像していました。
想像の世界は広くて、楽しくて、いつも現実を忘れさせてくれました。
 そんな夢見る少女もあらっと思ったら、もう還暦、
今日は年金受給申請のお勉強に行ってきました。
まだ貰えるらしいので、面倒でも頑張って
申請書類を書き上げ、9月から年金受給者になれるように
したいものです。
 
定年退職したら、やりたいことがいっぱいです。
夢見る夢子ちゃんでも、いえ、だからこそ
厳しい現実を生き延びることができました。
 
夢を持つと楽しいです。
夢を語るといつか現実になります。
夢は自分で叶えられなくても
次代に誰かに繋いでいけるかもしれません。
泡ように消えてしまっても、
構いません。
 
ヴィジョンと夢があるところに
パッション 情熱が生まれます。
パッションはミッション 使命を行う原動力です。
 
あなたのヴィジョンは何ですか。
あなたのドリームは何ですか。
 
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今日の東京スカイツリーです。
ここから見上げるのは初めてです。
 
 
使徒言行録2章14−21節 (新共同訳)
 すると、ペトロは十一人と共に立って、声を張り上げ、話し始めた。
ユダヤの方々、またエルサレムに住むすべての人たち、知っていただきたいことがあります。わたしの言葉に耳を傾けてください。今は朝の九時ですから、この人たちは、あなたがたが考えているように、酒に酔っているのではありません。そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。 
 『神は言われる。終わりの時に、
 わたしの霊をすべての人に注ぐ。
 すると、あなたたちの息子と娘は預言し、
 若者は幻を見、老人は夢を見る。 
 わたしの僕やはしためにも、
 そのときには、わたしの霊を注ぐ。
 すると、彼らは預言する。 
 上では、天に不思議な業を、
 下では、地に徴を示そう。
 血と火と立ちこめる煙が、それだ。
 主の偉大な輝かしい日が来る前に、
 太陽は暗くなり、
 月は血のように赤くなる。
 主の名を呼び求める者は皆、救われる。』 
 
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川面もきれいでした。