港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO52. ノーマン・ロックウェルと新進気鋭画家

新進気鋭の美人画家 大野愛さんと会いました。
 
彼女がライブペイントをされるので、ぜひ、一度企画をしたいと思っていたので、
まずはお食事しておしゃべりしようというひと時でした。
 
目が大きくてキラキラしている愛さんは早稲田大学美術史を専攻されました。
どんな画家が好き?という話題からアメリカポップアートの話に。
どちらともなく、ノーマン・ロックウェルの名前が出たとたん、
二人で目を丸くしてしまいました。
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2009年、女学校の先輩と二人、ボストンからレンタカーで
バーモント州グラフトンに旅した際、そのまま南下し、
ニューヨークへ戻る途中で、どうしても行きたくて立ち寄ったところが
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絵を見るとすぐにお分かりになると思いますが、彼をちょっとだけ紹介します。
 
イングランド系のノーマンはニューヨークで生まれ、
美術学校を出てから、アメリカ・ボーイスカウト協会の雑誌などに絵を書き始めました。
田舎町の庶民の哀歓や暖かな人間関係を描きましたが、
彼自身は大都市の裕福な家庭に生まれ、両親に対して親愛の情を抱くことはありませんでした。
 
1916年から1963年にかけて『サタデー・イーブニング・ポスト』紙の
表紙を飾り、有名になりました。
古き良きアメリカ合衆国の市民生活の哀歓を巧みに描き、
アメリカ人の心を捉えているため、
最もアメリカ的な画家のひとりと言えると思います。
 
 
 
愛さんも私も小さいときには、あまり丈夫でなく、
お外で遊ぶよりも家の中で絵を描いたり、本を読むのが好きな少女だったなど、
世代は違いますが、(彼女のお母様は私の三つ年下です)
共通点が多くてとても親近感を持ちました。
 
また、二人ともピアノの練習より絵を描いているのが好き…
邪念があると絵を描けません。
私は邪念だらけで、まだ絵筆を持つには早すぎるようです。
いつか、子どもの時のように
お話の世界を絵に描けたらと思います。
 
そう、メアリ・シシリー・バーカーの描く妖精が大好き、
ケルトが大好き、そして、ピーター・ラビットのビアトリス・ポターも大好き、
次から次へと泉のように話が湧いてきて、とても楽しい時間でした。
 
 
 
家に帰って、写真を見たら、
美しい秋のマサチューセッツ州のことを思い出しました。
 
 
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 “アーティスト・イン・レジデンス大野愛100”というイベントが
今日から横浜石川町“Gallery and café ”で 開催されます。
 
1か月かけて100号の絵を完成させるというすごい企画です。
 
ぜひ、いらしてください。
 
秋には横浜でライブペイントの夕べを企画します。
ご期待ください。