港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.80 ヨベルの年 と丙申

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ヨベルの年  The Jubilee year って聞いたことがありますか?

 

旧約聖書レビ記25章にヨベルの年についての記述があります。

25:10 この五十年目の年を聖別し、全住民に解放の宣言をする。
それが、ヨベルの年である。
あなたたちはおのおのその先祖伝来の所有地に帰り、家族のもとに帰る。
25:11 五十年目はあなたたちのヨベルの年である。
種蒔くことも、休閑中の畑に生じた穀物を収穫することも、
手入れせずにおいたぶどう畑の実を集めることもしてはならない。

 

 

一言でいえば、お金の貸借りをもチャラにするという聖別された一年で、
50年に一度のサイクルでやってきます。
実は2015年9月から2016年9月がヨベルの年らしいです。
らしいと言うには、文書を読み解くいろいろな説があり、
誰も本当のことなどわからないからです。

 

そういうことを置いておき、私は昨年からのヨベル年を信じています。
10月に父が亡くなり、大きな変化が訪れ、
相続のことから、息子の起業、自分の退職準備まで、
ジェットコースターのようなスピードで駆け抜けてきました。
それに加えての新企画が加わり、
頭は常にフル回転という日が続きました。

 

そして、いよいよお誕生日、定年退職の日を迎えました。
最後の日と知って、取引先の海運会社の方がわざわざ会いにきてくれました。
海外取引を始めた時、一から教えてくれた神戸にいる担当者の方とも
電話で挨拶ができました。

大家さんや、世話になった方々に挨拶まわりをして、
荷物を車に載せ、帰る段になったとき、
スタッフが花束と記念品を持って並んでいました。

お疲れ様でした。寂しくなります。

という言葉を聞いて、
思わず涙が溢れてきました。

ずっと一緒に仕事をしてきて、
妹みたいに大切なスタッフと抱き合って
泣いてしまいました。

もっとドライに終わると思ったけれど、
やっぱり涙が出てしまいました。

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夜は長男宅でお誕生日会を開いてくれました。
お嫁さんがお赤飯を炊いてくれました。
3歳になったばかりの孫娘が
ハッピーバースデーの歌を歌ってくれます。

 

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どんどん成長する彼女と、これから衰えていく私。
この先、どれだけの時間を共有できるかわかりませんが、
大切にしようと思いました。

 

 

50年に一度のヨベルの年、
60年に一度の丙申。

 

この二つが重なり合う年は300年に一度。
激動、変換の年になると言われる丙申。
原点復帰のヨベルの年。

 

この1年は私にとって、大きな変革の年でしたが、
最後になって、鮮やかな解決を迎えました。

全てに感謝して次に進めます。

 

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その時にしかできないことを、
きちんとしていこういう

ごく、当たり前のことを
ふと、思いました。