日本語版 背景はスウェーデンの町
英語版 背景は日本の紅葉
「マリゴールドの魔法」第3弾のコンサート“Kaleidoscoph"《万華鏡》は
昨日、無事終了しました。
クラシック、ジャズ、フォーク、エンターテイメント、
ジャンルの違う音楽が出会い、まさに万華鏡の世界に誘ってくれました。
ご来場の皆様、出演者の皆様、心から感謝します。
ありがとうございました。
小さな女の子が舞台袖で一心に見入っている姿が印象的でした。
一つのイベントが終わって、ほっとした昨夜。
一夜明けて、今日から次のステージにスイッチを切り替えました。
来る11月11日にスウェーデンからJAERV というバンドが来日します。
メンバーの二人はスウェーデンバプテスト教会員で、
2010年に“BIG STREET”というグループのメンバーとして来日しました。
私は彼らを鎌倉や万葉の湯に案内して、
次に日本に来る時は私がヘルプするわねと言って別れたという
いきさつがありました。
今年、彼らから来日するので支援してほしいという依頼を受けた牧師が
各教会へ手紙を出しましたが、
教会にはコンサートやライブを仕切ることのできる人材はいませんでした。
そこで、牧師が困っているということを聞いて、
私は手を挙げました。
「私が彼らがコンサートをできるように手配します」
言うは易し行うは難し…
その私を助けてくれたのは、ロックギタリストの古い友人K君でした。
同じミュージシャンとしてJAERVをサポートしようと
まず小屋(ライブハウスのことを言います)をおさえ、
対バン(共演するバンド)を
探していくことになりました。
全く無名のJAERV、これ、なんて読むの?ということからしてわかりません。
スウェーデン大使館の建国記念祭で出会ったスウェーデン人の牧師さんに
イエルブ と発音すること、そしてそれは動物の名前とわかりました。
ウルバリンだそうです。
別にプロモーターでもないし、私が招待したわけでもないのに、
行きがかり上、宿泊の手配からしていました。
どういうところで演奏したいのか、何のために演奏するのか、
メールのやり取りをしながら、歩みよっていきました。
私のパッションだけでは到底進めません。
そんな私を見かねて、たくさんの人が助けてくれました。
採算を考えず、ミュージシャンの意気込みで助けてくれるのです。
涙が出そうになるほど嬉しいことも
涙がでるほど大変なこともありました。
でも、やっと全行程が決まり、ポスターが完成しました。
こうして見ると、紆余曲折の道が実はまっすぐに整えられていたことに気づかされます。
国境を越えて音楽で心を繋げよう、
「国境なき楽団」の庄野真代さんのお店「音倉」から始まり、
日本で最初の超教派の教会「横浜ユニオン教会」で終わる日本公演。
全くの0からスタートした心許ないプロジェクトは
多くの大切なお友達の情熱と、的確な判断と、きめ細かい気配りによって
ここまで来ることができました。
JAERVのHPにもアップされました。
HOME LIVE ! Go ther をクリックするとポスターを見ることができます。
このポスターを担当してくれたKさんには本当にお世話になりました。
どんなに情熱があっても、それを伝えなければ何も始まりません。
全てはこのポスター一枚一枚に込められています。
これから一つひとつご紹介していきますので、
どうぞ、お近くの会場に足を運んでください。
「門をたたきなさい。そうすれば開けてもらえるでしょう」
叩かない門は決して開きません。
求めないものをいただくこともできません。
探さなければ、見つかりません。
門を叩いて、求めて、探し求めていこうと、思いました。