港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.109 スウェーデン大使館後援コンサート

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Jaervが来日して教会や学校の礼拝で音楽を通して奉仕したいということを
初めて聞いたのは5月の連休前でした。
なんとか実現できるようにと思っていました。
教会の礼拝での奉仕がなかなか決まらず、コンサートがどこかでできれば良いと
思うくらいでした。
なかなか事が前に進まず、途中でやめてしまいたくなる時もありました。

ところが、事は私の思った通りにならなくても
あるべき方向へ進んでいきました。

 

 

3月11日、地震津波が東北を襲う映像は全世界に衝撃的に伝わりました。
スウェーデンに住む彼らにも恐怖と悲しみは伝わりました。
自然災害に続く、原発事故のニュースに涙しました。

メンバーのリーダー ヨエルから福島に行きたいと話しが出たとき、
私はすぐにいわきに行くことを決めました。
いわきは私にとって心のふるさとです。

福島へ行くことが決まり、そして、福島のためにコンサートをすることが決まりました。
今回のメインコンサートです。
私はこの小さなコンサート二つに後援をしてほしいという申請を
スウェーデン大使館にしました。10月の初めのことです。

そして、10月28日、後援申請受理知らせが届きました。
本当に嬉しかったです。

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16日、17日のコンサートについてのディレクターの紹介です。

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……………16日 Pray from Fujushima 福島から希望の光を
スウェーデンのポピュラーミュージックといえば、'70年代のディスコブームに世界を席巻したABBAを思い浮かべるでしょう。ベタですが
https://youtu.be/xFrGuyw1V8s

そして'80年代には超絶技巧を駆使したリードギタリストを擁するヘヴィメタルバンドが世に溢れ出ました。中でもパガニーニの影響を公言し、まるでバイオリンのように超高速アルペジオを弾きまくるイングヴェイ・マルムスティーンはその頂点に君臨していました。
https://youtu.be/VUOnnnefEA4

双方を一聴すると掛け離れたような音楽ですが、良く聴くと、美しくもどこか哀愁のある日本人の琴線に触れるメロディが流れています。

時代は遡り'60年代、エレキギターのインストメンタル・グループが台頭し、アメリカのベンチャーズ、イギリスのシャドウズとともにスウェーデンスプートニクスが世界3大エレキ・インスト・グループと呼ばれていました。
https://youtu.be/6iA0VO5VAs4

こちらも、哀愁の美旋律ですね。
このあたりがスウェーデンのポップスの原点ではないか?と思うのは僕だけでしょうか?

高度成長期の末期'60年代初頭、日本にもエレキブームが沸き起こり商店街有線放送のスピーカーや海水浴場からは痺れるテケテケ・サウンドが日本中どこでも流れていました。

日本では、ベンチャーズの他、寺内タケシとブルージーンズ、井上宗孝とシャープファイブが特に人気があり、日本全国にご当地バンドが生まれました。

福島いわきを代表し、「いわきシャープファイブ」がJAERVと競演してくれます。和装に身を包み日本のメロディを奏でる「いわきシャープファイブ」
ここでは高い演奏力を持つ二人のリードギタリストに焦点を当てロシア生まれの「熊蜂の飛行」を紹介しましょう。
https://youtu.be/NGxR_tYyYz8

北国スウェーデンのJAERV、東北福島の「いわきシャープファイブ」を哀愁のメロディが、時空を超え虹の架け橋となり結ぶ夜。
どうぞ、それをあなた自身の耳と目で確かめてください。

 

 

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17日 Pray for Fukushima フクシマへ平和のいのりを
フクシマへ祈りを込め渋谷神泉の「ランタン」でJAERVと競演するSubtly(サトリ)は福島県出身のヴォーカリスト、コンポーザーのネモこと根本博がかつて世界を目指し在籍した2つのバンドのメンバーがタッグを組み合体したものです。

ベーシストはEUROX(ユーロックス)の強力なグルーヴを生み出した岡野治雄
https://youtu.be/LAyuTboj6Dg

そしてG-String出身で美しく巧みなファルセットボイスでネモに寄り添う歌うドラマーのスティックこと杉山靖幸

さらに同じくG-String出身で、数々の大物歌手の伴奏者としても知られるアコースティック、エレクトリック、ギターの名手、がっちゃんこと嘉多山信が、サポートで加わりました。
https://youtu.be/19Y73twcOJs

JAERVの音楽は北欧スウェーデンの厳しくも美しい自然と、そこに暮らす人々の営みの中から生まれました。

Subtlyの音楽も同様にネモの故郷福島会津の山々、四季を反映するものであり、その歌詞(英語)の世界も星と対話し、花を愛で、人の心の奥底をも表現するものです。

失ってしまったもの、戻せない時間、果たしてそれを嘆くだけでいいのだろうか?
否!人は希望を持つことができる。
自然に抱かれた人間は孤独ではない。
僕たちは手をつなぎ、次の世代の為に伝えるべきことを伝える。

静かながら力強いメッセージを踊りだしたくなるような軽快なリズムと一緒に口ずさみたくなるような美しいハーモニーをお届けします。

東京からフクシマのみならず、世界中に希望と友愛のメッセージを送ります。 …………………


さあ、どんな、コンサートになるか楽しみです。

http://www.jaerv.com/       ←イエルブ HP