港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.181 《 Happy Easter 》バプテスマから50年!

 

 

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イースターおめでとうございます。

 

 

 


新型コロナウイルスの影響で

イースター礼拝を共に守ることはできず、

多くの教会はネット配信をして、

それぞれの場所でイースターを迎えることになりました。

私の人生で初めての事です。

 


イースターはイエスの復活を記念する特別な日で、

キリスト教ではクリスマスより重要な意味を持ちます。

 


基本的に「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」

という年によって日付が変わる移動祝日で

今年は4月12日つまり今日となります。

 


十字架にかけられ、

息を引き取ったイエスは墓に葬られました。

何もしてはいけない安息日が開けると、

すぐにマグダラのマリアは愛する師

エスの遺体に香油を塗るために墓に出かけて行きました。

マリアが墓に着くと、

入り口を塞いでいた大きな石が取りのけてあり、

エスの遺体がありません。

驚いたマリアは急いでペテロに知らせます。

弟子たちはイエスの死後、

家に閉じこもっていましたが、

マリアの知らせに驚き、

確認に行きました。

 


エスに頭を包んでいた覆いと

遺体を包んだ亜麻布とは別々に丸めてありました。

弟子たちは墓の中にイエスの遺体がないという事実に

驚きつつも、

納得して帰って行きました。

 


でも、マリアは大切なイエス様に遺体がない…という事実を受け入れられず

なぜ、なぜと問いかけながら、シクシク泣いていました。

その時、イエスはマリアの傍らに現れ、マリアに

「婦人よ、なぜ、泣いているのか」と尋ねます。

マリアは最初その人がイエスとは気づきませんでした。

しかし、イエスが「マリア」と呼びかけると、

ハッとしてマリアは振り向き「ラボニ」と言いました。

「先生!」という意味です。

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…ああ、あの懐かしいイエス様の声…

エス様は死んでいないわ!生きていらっしゃる!

マリアの心はどんなに嬉しかったことでしょうか。

 

死に打ち勝った復活の主イエスはマリアに言いました。

「もう、泣かなくても大丈夫。

 いつでも、私が必ずあなたと一緒にいるから」

 


私はこの場面が大好きです。

気弱になって何もしないで

家に閉じ籠っている弟子たちをよそに、

しなければいけないこと(香油を塗る)を

成し遂げようとするマグダラのマリアの強さに

心打たれます。

 


復活を信じられない人も多くいると思います。

常識で考えたらあり得ないことです。

 


ですが、私は復活の主を信じました。

1970年イースター(3月29日)に

私はバプテスト教会バプテスマを受けました。

全身水に入る浸礼でした。

中学1年生から2年生になる春休みでした。

 


まだ子どもで難しいことはわかりませんでした。

教会の役員会ではまだ早すぎるにではないか

と言う声もあったと後で聞きました。

でも受け入れられ、

千葉勇牧師からバプテスマを受けました。

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1970年(昭和45年)3月14日 

大阪府吹田市千里丘陵日本万国博覧会が開幕しました。

3月31日 

日本航空よど号ハイジャック事件が起きました。

11月25日

三島由紀夫が割腹自決をしました。

テレビは黄金期を迎え、

各自動車会社は次々と新車を発表し、

休日には歩行者天国が始まり、

「黒ネコのタンゴ」を聞かない日はない時代でした。

ビートルズ 「レット・イット・ビー」

サイモン&ガーファンクル「明日にかける橋」

心に残る数々の名曲が生まれました。

 


50年後、世界は新型コロナウイルス感染拡大で

大変な事になっています。

医療現場では日々、

多くの医療スタッフが尊い命を救うために

クタクタになって懸命に働いています。

医療崩壊が起きないように、

私たちは行動自粛を要請されています。

休業を余儀なくされているお店のオーナーさん、

また仕事をなくしてしまう人たちも、

毎日、粛々としなければならないことをしている人たちも、

みな、不安いっぱいです。

 


学校に行けず、お友達とも会えず、

ずっと家に閉じ込められている子どもたち、

つまらない気持ちでいっぱいです。

給食を食べることも出来ない子どもは

命を繋いでいくのも大変です…

 


いつ、このトンネルを抜けることができるのか、

誰もわかりません。

 


悲しいかな、この国のリーダーシップを

発揮するべき人には

大きな期待できません。

 


いったい、どうすれば良いのでしょう…

 


時折、とてつもない絶望感が襲ってきます。

 


それでも、必ず…明日はきます。

桜が散って、若葉が芽吹きます。

 


復活するから、大丈夫…

元通りの世界には戻らないかもしれないけど、

復活できるから、大丈夫…

毎日、自分に言い聞かせています。

 

 

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今朝、しぇあひるずヨコハマのラウンジでは、

イースターを記念して

マルコによる福音書16章1節から8節を読み、

讃美歌を歌い、

祈るひとときを持ちました。

大人5人と子ども2人の小さな会です。

f:id:tw101:20200412112259j:image 司式担当の弟。私は奏楽担当。

 


その後、お庭でエッグハントをしました。

イースター用に飾られた茹で卵をお庭に

隠して、それを捜すゲームですが、

2人の孫は大興奮。

隠して捜す!を何度も繰り返しました。

2020年のイースターが良い思い出になってくれたと

信じます。

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今日、あらゆる場所で「復活に主」に

コロナ終息を祈っていることでしょう。

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イースター おめでとう。