港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.110 Breez from Yokohama 風 〜 ヨコハマから愛をこめて

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JAERV 日本公演最終日は地元横浜、山手の横浜ユニオン教会ですることになりました。

スウェーデン大使館後援のコンサートです。

下北沢から始まり、西荻窪、池袋、いわき、渋谷(神泉)そして横浜。

こうしてみると、まるで最初から道ができていたように思えます。

まさか海外アーティストのツアー公演のプロデュースをすることに

なるとは思ってもみませんでした。

 

横浜ユニオン教会のウェブサイトにある歴史は以下の通りです。

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………
当教会の歴史は日本に来日した最初のプロテスタント宣教師達の働きに溯る150年以上にわたるものです。 1863年3月にS.R.Brown師を仮牧師として、ヘボン博士、キダー先生などで米国大使館の1室で集会をはじめています。その後、横浜ユニオン教会は1872年に海岸教会(日本の最初のプロテスタント教会)の誕生と共に英語による超教派のプロテスタント教会としての宣教を明確にしていきました。1910年に500人収容の教会堂が山手に建築されましたが、関東大震災で壊滅し、その後の会堂も第2次大戦の横浜大空襲で焼失してしまいました。にもかかわらず私達の神の力のうちに2003年11月末3度目の新会堂が完成しました。………

 

 

今は神奈川区にある母校ですが、最初に建てられたのは山手のまさにこの地でした。
先日、創立130周記念式典を迎えたばかりで、
ゆかりの地でコンサートを開くことができたことは万感の思いです。

 

 

そして、競演は私が歌っているゴスペルチームのリーダーで、
ゴスペルディレクターでいらっしゃる松谷麗王先生率いる
Pencil Bunch です。

 

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夢の競演です。

Pencil Bunch

https://youtu.be/RAFXXIF-c7I

http://pbunch.exblog.jp/


イエルブの歌声も素晴らしいです。

https://m.youtube.com/watch?v=H6kCLVqqSok#action=share

 

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以下はコンサートのディレクターが書いた紹介文です。

……………………

あえて言うまでもなくゴスペルはGod spell(神の御言葉)
全知全能の神は人間には寛容なはずだから、

別にクリスチャンでなくとも音楽として楽しめばいいよね。

世界的にブームを作ったのは、
ご存知「天使へラブ・ソングを」

https://youtu.be/0spcsKf_eZY

でも、その前に忘れちゃいけない、
賛美歌、霊歌に対し悪魔の音楽と呼ばれたR&B(リズムアンドブルース)を
取り入れ、ゴスペルとの壁を取り払ってしまった「ブルース・ブラザーズ」があったね。

大御所レイ・チャールズは楽器家の店主役で、

https://youtu.be/qdbrIrFxas0

帝王ジェームス・ブラウンは教会の牧師役で

https://youtu.be/PKKVVnKjr2g

音楽の素晴らしさと、音楽と共に生きる幸せ喜びを教えてくれた。
これを観ていたら踊れない自分でも踊ってみたくなる。

このような機会があれば、せめて手拍子、足拍子で参加しよう。と思ったらチャンス到来!

11/19(土曜)横浜は山手のユニオン教会でゴスペルチームの

ペンシル・バンチとJAERV(イエルブ)が競演、そして最後は共演。

客席も一緒になって、
「Oh Happy day」を歌おう。
一緒に歌ったら聴いているだけより百倍いや千倍も楽しいよ。
歌詞なんてカタカナで
「オー・ハッピーデイ!」って言っていればいいから。

美しいベイ・ブリッジがある横浜からJAERVの故郷、

スウェーデンの美しい港町ヨーテボリに音楽で虹の架け橋を架けよう。

そしてそれは、横浜から世界中に向けて「愛」を発信する第一歩となることでしょう。

11月19日、皆さん是非ご参加ください。お待ちしています。……………………


いくら計画を立てても、叶わないことはいくらでもあります。
でも、反対で、思いがけないことも起こります。

ゴスペルには「今は不遇でも、きっと、この先はよくなる。
だって神さまがいつもいてくれるから。」
という明るい希望のメッセージが込められています。

 

このコンサートのタイトルを考えたとき、

すぐに浮かんだ言葉が 風 でした。
    「風は思いのままに吹く。
        あなたはその音を聞くが、
        それがどこからきて、
        どこへ行くのか知らない」

                    ヨハネによる福音書3章8節

私の好きな聖句です。
ヨコハマの風にのせて愛を届けたいです。

 

ぜひ、足をお運びください。 お待ちしてます。

 

 

 

 

NO.109 スウェーデン大使館後援コンサート

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Jaervが来日して教会や学校の礼拝で音楽を通して奉仕したいということを
初めて聞いたのは5月の連休前でした。
なんとか実現できるようにと思っていました。
教会の礼拝での奉仕がなかなか決まらず、コンサートがどこかでできれば良いと
思うくらいでした。
なかなか事が前に進まず、途中でやめてしまいたくなる時もありました。

ところが、事は私の思った通りにならなくても
あるべき方向へ進んでいきました。

 

 

3月11日、地震津波が東北を襲う映像は全世界に衝撃的に伝わりました。
スウェーデンに住む彼らにも恐怖と悲しみは伝わりました。
自然災害に続く、原発事故のニュースに涙しました。

メンバーのリーダー ヨエルから福島に行きたいと話しが出たとき、
私はすぐにいわきに行くことを決めました。
いわきは私にとって心のふるさとです。

福島へ行くことが決まり、そして、福島のためにコンサートをすることが決まりました。
今回のメインコンサートです。
私はこの小さなコンサート二つに後援をしてほしいという申請を
スウェーデン大使館にしました。10月の初めのことです。

そして、10月28日、後援申請受理知らせが届きました。
本当に嬉しかったです。

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16日、17日のコンサートについてのディレクターの紹介です。

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……………16日 Pray from Fujushima 福島から希望の光を
スウェーデンのポピュラーミュージックといえば、'70年代のディスコブームに世界を席巻したABBAを思い浮かべるでしょう。ベタですが
https://youtu.be/xFrGuyw1V8s

そして'80年代には超絶技巧を駆使したリードギタリストを擁するヘヴィメタルバンドが世に溢れ出ました。中でもパガニーニの影響を公言し、まるでバイオリンのように超高速アルペジオを弾きまくるイングヴェイ・マルムスティーンはその頂点に君臨していました。
https://youtu.be/VUOnnnefEA4

双方を一聴すると掛け離れたような音楽ですが、良く聴くと、美しくもどこか哀愁のある日本人の琴線に触れるメロディが流れています。

時代は遡り'60年代、エレキギターのインストメンタル・グループが台頭し、アメリカのベンチャーズ、イギリスのシャドウズとともにスウェーデンスプートニクスが世界3大エレキ・インスト・グループと呼ばれていました。
https://youtu.be/6iA0VO5VAs4

こちらも、哀愁の美旋律ですね。
このあたりがスウェーデンのポップスの原点ではないか?と思うのは僕だけでしょうか?

高度成長期の末期'60年代初頭、日本にもエレキブームが沸き起こり商店街有線放送のスピーカーや海水浴場からは痺れるテケテケ・サウンドが日本中どこでも流れていました。

日本では、ベンチャーズの他、寺内タケシとブルージーンズ、井上宗孝とシャープファイブが特に人気があり、日本全国にご当地バンドが生まれました。

福島いわきを代表し、「いわきシャープファイブ」がJAERVと競演してくれます。和装に身を包み日本のメロディを奏でる「いわきシャープファイブ」
ここでは高い演奏力を持つ二人のリードギタリストに焦点を当てロシア生まれの「熊蜂の飛行」を紹介しましょう。
https://youtu.be/NGxR_tYyYz8

北国スウェーデンのJAERV、東北福島の「いわきシャープファイブ」を哀愁のメロディが、時空を超え虹の架け橋となり結ぶ夜。
どうぞ、それをあなた自身の耳と目で確かめてください。

 

 

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17日 Pray for Fukushima フクシマへ平和のいのりを
フクシマへ祈りを込め渋谷神泉の「ランタン」でJAERVと競演するSubtly(サトリ)は福島県出身のヴォーカリスト、コンポーザーのネモこと根本博がかつて世界を目指し在籍した2つのバンドのメンバーがタッグを組み合体したものです。

ベーシストはEUROX(ユーロックス)の強力なグルーヴを生み出した岡野治雄
https://youtu.be/LAyuTboj6Dg

そしてG-String出身で美しく巧みなファルセットボイスでネモに寄り添う歌うドラマーのスティックこと杉山靖幸

さらに同じくG-String出身で、数々の大物歌手の伴奏者としても知られるアコースティック、エレクトリック、ギターの名手、がっちゃんこと嘉多山信が、サポートで加わりました。
https://youtu.be/19Y73twcOJs

JAERVの音楽は北欧スウェーデンの厳しくも美しい自然と、そこに暮らす人々の営みの中から生まれました。

Subtlyの音楽も同様にネモの故郷福島会津の山々、四季を反映するものであり、その歌詞(英語)の世界も星と対話し、花を愛で、人の心の奥底をも表現するものです。

失ってしまったもの、戻せない時間、果たしてそれを嘆くだけでいいのだろうか?
否!人は希望を持つことができる。
自然に抱かれた人間は孤独ではない。
僕たちは手をつなぎ、次の世代の為に伝えるべきことを伝える。

静かながら力強いメッセージを踊りだしたくなるような軽快なリズムと一緒に口ずさみたくなるような美しいハーモニーをお届けします。

東京からフクシマのみならず、世界中に希望と友愛のメッセージを送ります。 …………………


さあ、どんな、コンサートになるか楽しみです。

http://www.jaerv.com/       ←イエルブ HP

 

 

 

NO.108 田中屋さんとしぇあひるずヨコハマ

昨日、快晴のもと、孫娘の七五三のお祝いをしました。

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お祝い膳を囲むお店をいくつか候補としてあげ、
予約をしようとしましたが、お日柄良く、どこも満席。
どうしようと思ったときに閃いたところが
地元神奈川の田中屋さんでした。

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叔母の結婚披露宴をしたときの華麗なイメージがあり、
格式ある料亭は敷居が高すぎるかと思いきや、
全く心配ありませんでした。

お出迎えもお料理も最高です。

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お子様膳

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田中屋さんは1953年に開業し、横浜で唯一続く老舗料亭です。

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近くの本覚寺にアメリカ領事館が置かれ、
米国総領事ハリスをはじめ、多くの外国人たちが接待や迎賓館として利用しました。
坂本龍馬亡き後のお龍さんが仲居として働いていて、
彼女が英語を話せたため、大勢の外国人客を受け入れられたそうです。

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お龍さんが辞めた後も外国人歓迎のもと、
料理には和洋折衷のメニューも加えたり、
料理と踊りをセットにしたコースを考案したり、
ドルの支払いを可能にしたりと明治、大正、昭和にかけて隆盛を極めました。

ところが、時代は変わって、お店を囲むように無機質なマンションが立ち並び、
五代目女将が引き継いだ頃は経営がどん底になりました。

女将になるまでは商社マンのご主人と海外生活をされていたので、
日本の文化を守る使命を感じ、
田中屋再建の新たな取り組みを始めました。

みなとみらいが横浜の顔になって久しいですが、
神奈川の繁栄を取り戻したい。と、女将と同じ思いを持ったのが
私の息子です。

50年以上前に私の祖父と母が建てたアパート2棟を改修し、

箱物としてだけでなく、地域のみなさんの居場所提供ができる複合施設を作るために

安定した外資系IT会社を退職して、四月に会社を設立しました。

そのために11月1日からクラウドファンディングを始めました。

https://faavo.jp/yokohama/project/1679

 

 

 

 

先祖から引き継いだものを大切にしたいという情熱を持った女将と私の息子。

まさに点と点が繋がったような気がしました。
娘の晴れのお祝いを田中屋さんですることになったのは
偶然ではなかったのです。
田中屋さんから徒歩6分、坂を上った高台に展開するしぇあひるずヨコハマ。

女将は嬉しそうに「よかったわ。こういう若い人がいてくれて」
と目を細めました。

 

女将は私より10歳ほどお姉さんで横浜雙葉のご出身だそうですが、

うちのお嫁さんが「お母さんに似ている」と言いました。

とってもパワフルです。

 

神奈川、この地に来て、孫娘で五代目。
次の世代にしっかりバトンを渡し、私は自分の翼で飛んでいこうとふと思いました。f:id:tw101:20161104100937j:image

 

NO.107 MEET THE TOKYO GIRLS 11月14日 に何かが起こる…

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11月14日の午前中、イエルブは捜真学院のチャペルの礼拝で演奏します。
メンバーの二人はヨーテボリバプテスト教会のメンバーです。
小学生と中高生に分けて、 全校生徒の前で演奏とお話しをする予定です。
そして夜は池袋ADMでライブをします。

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スウェーデンでは高い音楽性を評価されているJAERVも

日本では全くの無名グループです。
ワンマンライブはできません。誰かが一緒に競演してくれて、

お客さんを呼べるようにしなければなりません。
実際、 2010年にBIG STREETという名前で来日したとき、
荻窪のライブハウスで演奏した夜は1組の親子しかいなかったと聞きました。
二度とそんなことがあってはいけないと思い、
今回は最初からディレクターがイエルブと競演できるバンドを探しました。
そして元気なロックンロール女子の新月灯火に相談をしました。

新月灯花のドラマー、キャスは
人出不足穴埋めバイトから池袋ADMのスタッフとなり12年、ホール、受付から始まり、

映像、録音も担当するようになり、接したライブは少なくとも月70本、

年800本×12年というキャリアを持つツワモノで、

自分の企画きゃすちゃんねるact.3として
共同プロデュースして、対バンも探してくれました。
JOSYです。

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ディレクターは次のように紹介文を書きました。

…………「何故遠いスウェーデンから日本に来て演奏したいの?」との問いに

「日本のミュージシャンとも交流したい」との一行を見た僕は考えてしまった。
彼らは自国の歴史伝統を背負いながら「今」演奏している。
回帰すべき原点を持たず明治維新で西洋から「音楽」を学んできた僕らは

何を「今」として歌い演奏できるのだろう?それを誰に頼もう?
「今、女子が元気な時代」と言われている。

「そうだ、女子だ!」彼女達は理屈ではなく直感で生きている。
自分達の感覚を信じ、スタイルではなく生き様としてROCKを演奏している

新月灯花」に声をかけ応援を要請した。

JAERV(イエルブ)の歌、演奏を動画で見たブッキング担当のドラマー、

キャスは「カッコいい、これなら思い当たるバンドがいくつかいるから任せて」と男前な即答。
こんないきさつで、アメリカ、ヨーロッパツァーも行い評判となった、

国際派女子バンドJOSYと新月灯花のJAERV競演が決まった。

 

'69あたりのフラワーピープルが目の前に現れたような、サイケでアーシーな雰囲気の新月灯花

https://www.youtube.com/watch?v=VHI5ldCQDNc

 

アンディ・ウォーホールの影響を受けた'80ニューヨーク、パリ、

ロンドンのパンク・ニューウェーブの匂いのする都会的クラブ・サウンドのJOSY

https://www.youtube.com/watch?v=4D3lahjtycY

 

この二つの個性的な女子バンドが都会の喧騒のど真ん中、

典型的なロックの小屋(ライブハウス)池袋ADM(アダム)で競演。
これは間違いなく「今」の「文化」として東京のアンダーグランド・ロックシーンを象徴している。
お洒落でポップでキュートでセクシー。思い切りが良くブレず、パワフル。

そして時にパンキッシュ!
今を生きるTOKYO GIRLS、彼女達に負けてられないよね僕ら。
ねぇJAERV? …………

 

 

新月灯火のメンバーの写真を最初に見た時、
私はちょっとイメージじゃないのでは…と思いました。
最初に見たのは野毛の小さなライブハウスでした。
パワーのある、説得力のある自分の歌を歌っていることに感動しました。

そして何回か会って話すたびに、

なんて素敵な子たちだろうと思います。
ちゃんと考えて、次代を生きる子どもたちのために
何度も福島へも足を運んでいます。
今回も真っ先にイエルブの出番を考えてくれました。

そして、JOSY のライブも見に行きました。
パワフルです。とにかく演奏がすごいです。
かっこいい! です。

自分の  小さな価値観に囚われてしまうと、

とんでもないことになってしまうと思わされます。


音楽は国のしきたりを尊重しつつ、超えていきます。

11月14日 どんな夜になるか楽しみです。

女の子が元気な時代っていいなあと、ふと思いました。

 

 

NO.106 イエテボリから ようこそ 東京へ イエルブ日本ツアーの始まり

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イエルブコンサートの告知をスタートしました。
告知に必要なものはポスターとフライアーです。
一度に6枚ものポスターを作ることになったのだから、さあ大変。

アートディレクターの腕の見せどころとはいえ、
今回、多大な負荷をかけてしまいました。
ど素人の私の意志を尊重してくれて、
本当に素晴らしいポスターになりました。

 

初日 は下北沢 カフェ 音倉です。
オーナーは庄野真代さんです。
JAERV と競演するのは、
女子4人の元気なロックグループ 新月灯花 と
先日、初演を迎えたばかりのカレンデュラ アンサンブルです。

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カレンデュラアンサンブルのピアノとパーカッションの初コラボの映像です

            ↓

 https://youtu.be/UUswWg2cII8

 

 

そして翌日は西荻窪TERRA でWASABI Ⅵ と競演します。

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12日はスウェーデン第二の都市、イエルブの住む町 イエテボリ
風景を取り入れました。
イエテボリにはボルボの本社がある美しい港町です。
東京へようこそという意味をこめています。
シンボルは東京スカイツリーにしました。

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そして13日はジャパネスクを意識しました。
日本といえば富士山、浮世絵、そこに東京タワー。
実りの秋にはお祭り。
イメージ通りに仕上がりました。

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デュレクターによる紹介文は以下の通りです。

………………………………………………………………………………………………………………………

"Welcome! from Göteborg to Tokyo"
スウェーデン第二の都市で、北欧第五の美しい街、
ヨーテボリから来日するJAERV(イエルブ)は
民族楽器を取り入れたオーガニックな音楽を
高い歌唱力と演奏力で聴かせてくれます。
(エンヤやコアーズのようなケルト音楽と共通するものを感じます)

競演する「カレンデュラ・アンサンブル」はピアノとパーカッションでのデュオで
ドビュッシーラフマニノフの楽曲を新感覚で演奏、

新月灯花」はアコースティック・ロック・サウンドで、彼らを迎えます。
美しく静かにしかし力強くJAERV(イエルブ)の来日公演、日本ツァーは始まります。
ご期待ください。

"TOKYO AUTMUN FES 大江戸秋祭"
11/13(日曜)JERV(イエルブ)の日本公演2日目の競演(対バン)は、
日本を代表するベテランRockギタリストの谷川史郎さんにお願いしました。
自身ミュージシャンとしてコンサートやレコーディングでプレイするのみならず、
国内外の楽器メーカーの商品開発のアドバイザー、コーディネーター、
また教則DVDや奏法分析なども著者も多く多岐にわたり長年第一線で活躍してきました。

そして日本Rockの歴史において重要な役割を担った
四人囃子」の名ドラマー、岡井大二さんと企画シリーズとして
「英国ROCK」を、11/13当日の会場である西荻窪Terraで行い、
プロコル・パルム、ジェスロ・タルなど
ブリティッシュRockを聴かせてくれています。
WASABI はそんな史郎さんが、
そこでボーカル・ギターを担当するカナダ人のDavidを迎え、
日本からオリジナルのRockを発信するバンド。

ビートルズレッド・ツェッペリンピンクフロイド
イエス、ジェネシス、などケルト音楽の影響を受けた
ブリティッシュRockに造詣が深いWASABI ⅥとJAERVの競演。
まさに国際都市東京での秋の祭典、
「大江戸秋祭り」となりました。
秋の夕暮れ、ゆったりと座り大人の深いRock を堪能してください。

……………………………………………………………………………………………………………………

コンサートを企画することだけでも大変なのに、
来日するグループのプロデュースなど、私には不可能に思えたときもあります。
それを支えてくれたのが、無償の助け船を出してくれた方々でした。

特に西荻窪TERRAのオーナーは
私の思いをよく理解してくださり、
全面的に応援してくれています。

本当にありがたいです。
どんなことが起きてもきっと大丈夫と
孤立無援ではないと思うと、
本当に嬉しいです。

NO.105 浄土ヶ浜 ウミネコと巡る島めぐり

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浄土ヶ浜 ここはまるで浄土に導かれるような静謐な美しさに満ちています。

 

宮古山常安寺七世霊鏡竜湖和尚(1727年没)が人里離れたこの地を訪れ、
その美しさに驚嘆、あたかも極楽浄土が再現されたかのようだと
七言絶句を詠み、これが浄土ヶ浜の名の起こりとも言われます。
岬先端部には霊鏡和尚が建立したと伝えられる子安地蔵が安直されています…

と、観光案内に書いてありました。

 

 

この時期にしては、汗ばむくらいの日差しにあふれた快晴のもと、
遊覧船に乗り込みました。

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シーズンオフの平日のせいか、乗船するのは私だけでした。
貸切です。
もったいない…と一瞬思ったほどです。
たった一人のお客様が喜んでいただければ嬉しいという言葉は
こういう時のためにあるのですね。
だから、私は思い切り楽しみましょうと元気よく乗船しました。

カモメの水兵さんの制服姿のお嬢さんが
専属ガイドをしてくれます。

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f:id:tw101:20161024220720j:image ローソク岩

 火成岩が周囲の水成岩を突き破って形成され、

岩脈部分が露出し全体が見られる大変珍しい岩です。

 

f:id:tw101:20161024220758j:image姉ケ崎

  

 

 

「今日は本当にいいお天気ですね。
お客さん、良かったですね」 と声をかけてくれます。
ガイドの合間にこちらも質問しました。

 

震災の時は中学生だったこと、
同級生は5人しか宮古に残っていないこと、
買い物は2時間かけて盛岡にいきますよ。
映画館はこないだなくなってしまったんですよ…
7時過ぎたら家でテレビ見るしかないですよ…
東京に行って暮らしたいとも思うけど、
宮古が好きだし…
横浜ですか? いいですね、修学旅行で行きました…

明るくニコニコと話してくれましたが

オリンピックにお金かかるんですよね、
困ってる家いっぱいあるんですよね…

とふと顔を曇らせました。

若い世代の子どもたち希望を持てない国になってしまった…
日本はこれでいいのかしら…
こんな美しい海に囲まれ、自然の恵に溢れる豊かな日本、
蒼く広がる空と海、恐竜時代の地層も見える切り立った崖、
色づき始めた森、
外国のいろんなところに行ったけれど、
やっぱり日本の自然の景色素晴らしいと思います。
ありのまま自然を大切にしている優しさが伝わってきます。

 

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 奥に見える家屋の部分まで津波は到達したそうです。

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観光船を降りたら、次はボート乗って青の洞窟の探検。

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水深8メートルの底まで見える透明度です。

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よく見るとたくさんのウニが目に入ってきました。
この辺りはウニが有名で、とっても美味しいそうです。

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ここに大人の休日倶楽部の宣伝広告用撮影で吉永小百合さんがいらしたそうです。

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青の洞窟探検を済ませたら、お腹が空いてきました。

 

ホテルに戻って、ダイニング「最高東端」でランチタイムにしました。
テラス席を独り占めです。

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松林の向こうに海が広がる景色を眺め
小鳥のさえずりを聞きながら、
香り豊かな松茸と生ハムのパスタをいただきました。
今年は松茸が大豊作だそうです。

ホテルのスタッフの対応は親切で、好感が持てます。
一人でゆっくりしているのもいいけれど、
今度はお友達とワイワイ来るのもいいなあと、ふと、思いました。

 

 

復興、何をしても、元の状態に戻すことはできないでしょう。

それなら、より良いものを、今から作り出すしかありません。

微力でも無力でない 、この言葉を噛み締め、

何かを始めていきたいと思いました。

 

 

NO.104 宮古・岩泉から

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宮古出身のバイオリニスト古館由佳子さんと

ハンガリーのピアニスト、チェリストによる

ジプシー音楽のコンサートを企画しました。
JAERVが20日に帰国するその日に、

ハンガリーからお二人が来日されます。
なんとも国際色豊かになってきました。

 

 

今年、台風10号の被害を受けた岩泉と
今、なお、復興が終わらない宮古のために
コンサートをしたいという思いで、
横浜ユニオン教会で11月25日に行うことが決定しました。

 

さて、どんなタイトルにしようと考えこむ私に、次男が言いました。
「現場を知らないで復興支援コンサートやるなんて、どうよ」
その一言は殊の外重く聞こえました。

そこで、16日のコンサートを控え、一番大変な時に
親しくなった宮古のお友達に宮古に行きたい!とメールをしました。
すると、19日なら一日案内できますというお返事。
迷うことなく宮古行きを決断し、ホテルと夜行バスの手配をしました。

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品川21時発 宮古駅前着7時10分 平日のせいか29人乗りに6人の乗客で快適に過ごし、
気がついたら盛岡、宮古駅前着のアナウンスで目が覚めました。

車で案内されないと行くことができない岩泉に行きました。

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青い空に紅葉の始まった山は美しく、遠くに来たと思いつつ、
窓の外の景色を楽しんでいると、
目に入って来たのは、打ち捨てられた家、おびただしい流木、
瓦礫の山でした。
今は静かに流れるこの川が氾濫し、多くのものを飲み込み、
尊い命も奪われてしまったのです。

もともと人口も少なく、とりたてて目立つ産業もない岩泉は、
第三セクター運営のヨーグルトの会社や、
道の駅で取り扱う現地の野菜などの販売、
そして龍泉洞の観光で成り立っていましたが、
今回、壊滅的なダメージを受けました。

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ボランティアセンターには多くのボランティアが来て作業をしていました。

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まだまだ終わっていません。
むしろこれからが大変だと思われます。
ニュースでの取り扱いがなくなると、
忘れられ、次々と起こる事件に目が移っていきますが、
現実は少しも変わっていません。

宮古津波被害の復興中で、大型ダンプカーが列を作って走っています。
高台に新しい家が立ち並び、護岸には堤防が築かれていますが、
違和感が拭えず、現地の方々の話を聞けば、
この先の困難さばかり。胸が痛くなりました。

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ネクタイを解き、洗って、糸にして卓上織り機で織り上げるという
三陸さきおりの工房を訪ねました。

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気の遠くなるような作業をして、商品化し販売、
被災した人たちの自立支援をしています。
でも、限界が見えてきました。
被災地支援のために、一度は買っても、
二度はなかなか手が出ません。
心から欲しいものではないからです。
欲しくなるようなものにしないと、将来は先細りです。
デザイナーの手を借りて、素敵な商品にするにはどうしたらいいか…
これは、とても大切なことだと思いました。

 

お金を集めて送るのでなく、
どうしたらいいか一緒に考えていくことが
復興支援だと思います。

宮古に観光にくること、立派な支援です。
浄土ヶ浜パークホテルはビジネスプランで7992円で泊まりました。

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今回はいただけませんでしたが、雲丹が美味しいそうで、また来たいと思います。

 

 

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21日から25日まで銀座、いわて銀河プラザ宮古物産販売行います。
どうぞ、お出かけください。

 

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一夜、開けて、これから、行動開始。
また明日、報告します。