港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

NO.51 手紙

5月最後の日になりました。 8月の定年退職まで3ヶ月を切りました。 少しずつ整理を始めていますが、今日は書類の整理をしました。 一番大切なもを入れている箱の中にひと束の手紙がありました。 2011年のクリスマス、私は大きなプレゼントをいただきました。…

NO.50 ハンガリーからの風を感じて ジプシーヴァイオリンとハンガリー料理

ワインの国に美食あり ビールの国に美食なし ハンガリー料理をいただいて、ロマ音楽を聴くという 贅沢な昼下がりを過ごしました。 私の少ないお料理レパートリーの中に 「チキンハンガリアン」という鶏肉の煮込み料理があります。 炒めた玉葱とニンニク、あ…

NO.49 Goodbye ,Snow White 東京ゲゲゲゲイと中村うさぎちゃん

「ねえ、信じられないかもしれないけど、 私も昔はお姫様だったの。 でも私は、自分の手で、そのお姫様を殺してしまった。 もっともっと強くなりたかったから。 ぼんやり王子様を待ってるような、 つまんない女になりたくなかったから。 そうして、自分の中…

NO48. Young men see visions; old men dream dreams

若者は幻を見る。老人は夢を見る ヴィジョンとドリーム、双方とも、夢と訳すことができますが、 新共同聖書では「幻」と訳されています。 「幻」といっても煙のようなすぐ消えてしまうもの、 つかみどころのないものという意味ではなく、「展望」というもの…

NO47.宗教改革をしたルターを改革した女性 カテリーナ

アウスレーベン マルティン・ルター 生誕の地 アウスレーベンは生誕の地であると同時に最期を迎えた地でもあります。 銅山で銅鉱脈も見つかり、古くから交通の要所としても栄えました。 ルターゆかりのという意味の冠がつくルターシュタット・アイスレーベン…

NO46. ソリ・デオ・グロリア 宗教改革って何?

宗教改革の街 ドイツ ヴィッテンベルグ 『私がここに座って、 うまいヴィッテンベルクのビールを飲む、 するとひとりでに神の国がやってくる。』 ルターの言葉です。 1517年、当時のマインツ大司教アルブレヒトの「指導要綱」には 贖宥行為の濫用がみられる…

NO45 中将姫物語(最終回)

出家して1年たったとき、生きながらして、 阿弥陀如来の極楽世界を拝みたいという大願を持つ中将法如のもとに、 6月17日、忽然を老尼一人姿を現しました。 老尼が申されるには「百駄の蓮を集めなさい」とのことでした。 それだけの蓮を一人で集めること…

NO45 中将姫物語(その四)

翌朝、嘉藤太は深山にさえずる鳥の声を聴き、 思いにふけっておりました。 瀬雲のことは告げず自分の胸にしまい、 これからの生活のことを考えました。 二人の献身的な世話により、姫は毎日かかすことなくお経を読み、 称名念仏の声とともに、つらい中にも安…

NO45 中将姫物語 (その三)

仏の加護によって不思議に禍をのがれ中将姫は14歳、 楊貴妃にも勝るとも劣らない高貴な美しい姫となられました。 天皇が噂をきき、後宮にしたいと内勅をくだされましたが、 姫は仏に仕える身なれば、天皇の御心に添うことができないということを ていねいに…

NO45 中将姫物語 その二

川崎小虎 伝説中将姫 1920(大正9)年 中将姫は恋しい母と別れて悲しみに沈んでおられましたが、 供養を怠らず毎日念仏されて暮しておられ、1年が過ぎました。 法事満座の夜、夢に美しい菩薩が雲に乗り光明を放って寝所にこられ、 汝の母が確かに浄土…

NO45 中将姫物語 バスクリンの姫はこの方でした

青丹よし奈良の都”に行くのなら、絶対に行きたいと思っていた場所が二上山。 何度読んでも難解だった折口信夫「死者の書」の世界を少しでも感じることができれば願っていました。 念願かなってその二上山に行く機会があり、いろいろ調べていると、 當麻寺に…

NO.44 L'Empire Des Sens 阿部定事件 80年前の今夜半の出来事でした

大島渚監督の「愛のコリーダ」が1976年に封切られ、 芸術かポルノかの大論争になった時、私は車に夢中で、 話題の映画を観ることも、 猥褻論争にも大して興味も持っていませんでした。 私には関係のない世界のことと思っていたのです。 「愛のコリーダ」は実…

NO. 43 森永チョコレートのおまけカード  シシリーと妖精たち

子どものころ、森永チョコレートのおまけでついてきたカードが 大好きで集めていました。かわいい妖精の絵が描いてあるカードでした。大人になって、この絵の作者がシシリー・メアリー・バーカーと知りました。シシリーは1895年6月28日 ロンドン南方…

NO.42Stay Positive,Stay Strong

1980年を描いた田中康夫氏デビュー作 「なんとなくクリスタル」のように 青春時代を華やかに謳歌し イケメンの彼と目白のカテドラルで結婚式を挙げ 可愛い女の子に恵まれ、 優しい旦那さまと一緒に 世界のあちこちに駐在し 何の不自由もなく 一点の翳りもな…

NO.41 島燃ゆ 隠岐騒動 パリコミューンより早く自治政府擁立した島

幕末、黒船が何度もやってきて、開国をせまりました。 これを恐れた江戸幕府は、隠岐の島を支配していた松江藩に、 黒船から隠岐をまもるように命じました。 松江藩はアメリカの黒船に対抗するため イギリスとアメリカから軍艦を買いました。 軍艦を動かすた…

NO.40 新東京日産の思い出

三菱自動車が日産の傘下に!というニュースを 最初は信じられませんでした。 昨日、日産自動車本社横の道を走りましたが、 マスコミの車が何台も停車してました。ー こういう時代が来るとは思いもしませんでした。私は車大好きな女の子でした。 男の子に車を…

NO.39 セビーリャ大聖堂 諸行無常の世界観

セビーリャ大聖堂はスペイン最大の、 そして世界第3位の大きさを誇る絢爛豪華なカテドラルです。 ちなみに第1位はローマのサン・ピエトロ大聖堂、 第2位はロンドンのセント•ポール大聖堂です。 レコンキスタ(イスラムから国土奪還する運動)以前は ここには…

NO.38 カルメンの舞台、セビーリャ

ビゼー作曲オペラ「カルメン」はスペイン、アンダルシアを舞台に ドン・ホセとカルメンの情熱的な愛憎劇を描いた傑作です。 フランス人、メリメが書いた原作とオペラの話しはずいぶん異なることを、 私は松本侑子さんの書かれた「ヨーロッパ物語紀行」で読み…

NO.37 10歳の質問箱

日本ペンクラブ「子どもの本」委員会が編集した画期的な本です。 55人の言葉のプロたちが、子どもの真剣な悩みに真摯に答えています。 自分が小さい時に、この本に出会っていたら、 もやもやした気持ちを言葉にすることができたと思います。 そう、言葉にす…

NO.36 自由が丘学園とトモエ学園

「自由が丘」の名前の由来となった自由が丘学園は 1930年 昭和3年、手塚岸衛先生が自由主義教育を掲げ、創立しました。 当初は幼稚園、小学校(旧制)、中学校(旧制)がありましたが、 手塚先生が亡くなった後、経営難になり、 昭和11年に中学高部門は藤田喜作…

NO. 35 母の日宣言

今日は「母の日」です。 昨日ご紹介したアンナ・ジャービスさんのことで面白い記事を見つけました。 「母の日がアメリカの祝日になった後、ジャービスは母の日の商業化を激しく非難するようになっていたからだ。姉妹と共に、母の日を廃止するための活動に遺…

NO.34 母の日の始まり

明日は母の日です。 私は16才の晩秋、母を亡くしました。 翌年「母の日」礼拝のとき、友人たちが胸につけた赤いカーネンションを見て、 「私にはもう母はいないのだ」と、急に悲しくなり、 家に帰るなり布団にくるまって泣いたことを今でも思い出します。 4…

NO.33 “人と比べちゃダメよ” マルタとマリアのお話

フェルメール 4月26日に書いた「マルタとマリアのお話」の続きです。 http://tw101.hatenablog.com/entry/2016/04/26/133943 お願い:牧師先生の皆さま、スルーしてくださいませ。 イエス様がベタニア村のラザロさんの家を訪ねて来た時、 ラザロの上の妹マル…

NO.32 素敵な町 自由が丘

“Jiyugaoka Sweets Festa 2016 ”に行ってきました。 おしゃれな自由が丘は大好きな町で、高校生の頃から良く出かけて行きました。 お目当は自由が丘駅前ロータリーで歌う自由が丘ゴスペルコワイアの応援です。 世界のスイーツもあって、見ているだけでも楽し…

NO.31 赤毛のアンの島を訪ねて

次男が自由学園最高学部を卒業した2009年3月、私ひとりの卒業旅行を計画しました。 行き先は決まっていました。カナダ東部の島、プリンスエドワード島です。 小学4年生の時「赤毛のアン」に初めて出会ってから、 アンの魅力に惹かれ、何度も読み返しました…

NO.30 究極の癒しのひととき

2016年ゴールデンウィーク半ばの今日はゆっくり癒し日。 FLOW でアロママッサージを受けました。 オーナーのアケミさんは私のヒーラーで、 いつも、疲れた私のメンテナンスを的確にしてくれます。 数年前、ニューヨークで訪れたFLOW NY で初めてトリートメン…

NO.29 PEPA CAFE FOREST

まるで北欧のようなこの風景、 実は井の頭公園の写真です。 吉祥寺は「住みたい町No.1」の町。 先日、友人と吉祥寺に行った際、 井の頭公園内にあるタイ料理店 "FOREST " でお食事しました。 ここはタイ チェンマイにいるような気分にさせてくれる 素敵なカ…

NO.28 It's May DAY today!!

ヴァルブルギスの夜が明けると5月1日 メイデイです。 緑の美しい5月の始まりです。 ブログを始めて、最初の一ヶ月が過ぎました。 仕組みを理解できていませんが、ほとんど毎日、更新しているからか、 アクセスは4000を超えました。 お読みいただいたみなさま…