港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO. 70 新しい一歩 カテリーナ&カレンデュラ楽団

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夢と希望の種を蒔く「マリゴールドの魔法」のひとつの取り組みが始まりました。

 

ウクライナの古典楽器バンデューラ奏者、カテリーナに
ピアノ、ギター、コントラバス、パーカッションの名手が
集まり、楽団を結成しました。

楽団の名前はkalendula カレンデュラ です。

 

カレンデュラはマリゴールドのヨーロッパでの呼び名です。
そもそもマリゴールドは「聖母マリアに捧げる黄色い花」という意味で、

日本では金盞花。
抽出されるカレンデュラオイルは赤ちゃんにも使うことができる万能オイルで
傷を治し、癒しを与える効果があります。

 

 今まで、一人で演奏してきたカテリーナの音楽は
楽団一人ひとりの最高の演奏技術に支えられ、
深く心を揺さぶる表現が加えられ、

一層素晴らしいものになっていきます。

 

ウクライナ民謡はどちらかといえば
マイナー 調子ですが、日本人の哀愁の心情に訴える
美しい旋律です。

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はじめてのリハーサル、どんなことになるか
緊張して臨んだ私は、
初めてプロデューサーとしての思いを語りました。

次代を生きる子どもたちに、音楽を通して
夢と希望を与えていきたいという私の思いに
共感してくれた皆さんは、
初顔合わせにも関わらず、丁寧に音を聴きあい
音を重ねていきます。

 

音楽の醍醐味、美しさはハーモニーです。
ハーモニーは自分以外の奏でる音を聴き、
そこに合わせて演奏していきます。

リハーサルの最後には、心のハーモニーが

美しい旋律になっていきました。

 

私は初めて見る光景をビデオで撮影しながら、
不思議な気持ちになってきました。

一人でいくら思っていても、何ができるわけでもなく、
考えが堂々巡りをするだけですが、
その思いを声にして、誰かと一緒にすれば、
思いは形になっていくと心から思いました。

 

選挙の結果が思った以上に厳しいものとなり
暗雲立ち込めてる予感がする2016年7月11日、
小さいけれど確実な一歩を踏み出しました。

 マイナス勢力に対抗できることは、美しい芸術です。

 

アウシュビッツ収容所の絶望の世界を経験した精神科医フランクル

幼いとき、燦々と降り注ぐ太陽の光の中で

芝生の上に寝転び、両親に愛されている自分を感じ、

幸せだと思ったという忘れられない記憶があったので、

生き延びることができたと語っています。

これからの時代をどう生き延びていけるか、

考えていかなければいけないと思います。

 

小学校時代からの幼馴染がピアノを担当してくれ、
高校時代に教会の全国キャンプで知り合った旧友がディレクターになり、
素晴らしい演奏家に声をかけてくれました。
見事なアンサンブルがどんな魔法を生み出していくのか楽しみです。

9月11日に初ステージを予定しています。
その時は告知させていただきますので、
種まきのお手伝いをよろしくお願いします。