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港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.77 Prelude 物語の始まり

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生涯初めてプロデュースしたコンサートが無事に終わりました。
突然、土砂降りの雨が降るお天気、東京都知事選挙の7月最後の日曜日。
ロンドンから帰って来てからの毎日はストレスの連続で、
自分がどこにいるのかという立ち位置さえ見失いがちでした。

もう、みんな嫌!と匙を投げてしまいたくなる時も
ありましたが、持ち前の意地っぱりで、昨日を迎えました。

 

いつもの美容院がステージにと変わっていきます。
マリゴールドとヒマワリの黄色い花が飾られると
一気に夏モードに切り替わります。

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自由学園父母会でご一緒した同志、
学校の後輩が、お手伝いに駆けつけてくれました。

心配した雨は止み、いくらか涼風がそよぐ中、
お客様をお迎えしました。

 

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ウクライナの歌姫カテリーナと
小学校時代からの親友のピアニスト 弘子ちゃん、
二人の初めての共演。

 


高温多湿の日本の、特別に湿気のある夏の夜、
バンデューラーすぐに音が狂い、
調弦に思わぬ時間がかかりました。

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第一部 はウクライナの曲のバンデューラ弾き語り、
「静かな水の流れ」「おかあさんの言いつけ」など、
バンデューラという楽器の説明もありで、
初めて楽器を見る方達は目が釘付けになります。

 

ピアノソロ演奏はドビュッシーの「月の光」「子どもの領分」
ドビュッシーの人生にも触れながら、普段聞くこともできない
面白いエピソードも交えての演奏にみんな拍手喝采。

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二部はピアノ伴奏でカテリーナがたっぷりと歌を聞かせてくれました。
ミュージックベルも交えての「上を向いて歩こう」は、
手拍子をしながら、みんなで合唱となりました。

 

チェルノブイリ事故の時には生まれたばかりのカテリーナ。
技師だったカテリーナのお父さまは5年前に膵臓癌で亡くなりました。
お父様のことを話すうちに、ふと涙がこぼれそうになるカテリーナ。
みんなの温かな眼差しに支えられ、「旅立ち」を歌い上げました。
アップテンポのウクライナ民謡、最後のしっとりとした愛の歌。
あっと言う間の2時間でした。

 

ライブのプロデュース、始めたことのあまりの大きさに恐れをなして、
一回で終わりにしてしまおう、という思いもありました。

 

お客様一人ひとりをお見送りするとき、
みなさんが、口を揃えて、
「楽しかった。また、やってください」
と、笑顔で応えてくれました。
その笑顔を見ていて、心が熱くなってきました。

やめるわけにはいきません。
大変だったことを改めて、さあ、次のステップを踏もうと思いました。

 

 

その場にいる人、いない人、
たくさんの方々に支えられて、ライブは成功のうちに終わりました。

場所を提供してくださったbopのオーナー千葉さんに感謝して、
還暦記念にヘアカットをお願いしてきました。

 

土砂降りの雨の後には虹がでる…
人生も同様… 雨が止んだら虹に向かって歩けばいい…
ふと、そう、思いました。

 

忘れられない日となりました。