ジプシー音楽のコンサートを企画しました。
JAERVが20日に帰国するその日に、
ハンガリーからお二人が来日されます。
なんとも国際色豊かになってきました。
今年、台風10号の被害を受けた岩泉と
今、なお、復興が終わらない宮古のために
コンサートをしたいという思いで、
横浜ユニオン教会で11月25日に行うことが決定しました。
さて、どんなタイトルにしようと考えこむ私に、次男が言いました。
「現場を知らないで復興支援コンサートやるなんて、どうよ」
その一言は殊の外重く聞こえました。
そこで、16日のコンサートを控え、一番大変な時に
親しくなった宮古のお友達に宮古に行きたい!とメールをしました。
すると、19日なら一日案内できますというお返事。
迷うことなく宮古行きを決断し、ホテルと夜行バスの手配をしました。
品川21時発 宮古駅前着7時10分 平日のせいか29人乗りに6人の乗客で快適に過ごし、
気がついたら盛岡、宮古駅前着のアナウンスで目が覚めました。
車で案内されないと行くことができない岩泉に行きました。
青い空に紅葉の始まった山は美しく、遠くに来たと思いつつ、
窓の外の景色を楽しんでいると、
目に入って来たのは、打ち捨てられた家、おびただしい流木、
瓦礫の山でした。
今は静かに流れるこの川が氾濫し、多くのものを飲み込み、
尊い命も奪われてしまったのです。
もともと人口も少なく、とりたてて目立つ産業もない岩泉は、
第三セクター運営のヨーグルトの会社や、
道の駅で取り扱う現地の野菜などの販売、
そして龍泉洞の観光で成り立っていましたが、
今回、壊滅的なダメージを受けました。
ボランティアセンターには多くのボランティアが来て作業をしていました。
まだまだ終わっていません。
むしろこれからが大変だと思われます。
ニュースでの取り扱いがなくなると、
忘れられ、次々と起こる事件に目が移っていきますが、
現実は少しも変わっていません。
宮古も津波被害の復興中で、大型ダンプカーが列を作って走っています。
高台に新しい家が立ち並び、護岸には堤防が築かれていますが、
違和感が拭えず、現地の方々の話を聞けば、
この先の困難さばかり。胸が痛くなりました。
ネクタイを解き、洗って、糸にして卓上織り機で織り上げるという
三陸さきおりの工房を訪ねました。
気の遠くなるような作業をして、商品化し販売、
被災した人たちの自立支援をしています。
でも、限界が見えてきました。
被災地支援のために、一度は買っても、
二度はなかなか手が出ません。
心から欲しいものではないからです。
欲しくなるようなものにしないと、将来は先細りです。
デザイナーの手を借りて、素敵な商品にするにはどうしたらいいか…
これは、とても大切なことだと思いました。
お金を集めて送るのでなく、
どうしたらいいか一緒に考えていくことが
復興支援だと思います。
宮古に観光にくること、立派な支援です。
浄土ヶ浜パークホテルはビジネスプランで7992円で泊まりました。
今回はいただけませんでしたが、雲丹が美味しいそうで、また来たいと思います。
21日から25日まで銀座、いわて銀河プラザで宮古物産販売行います。
どうぞ、お出かけください。
一夜、開けて、これから、行動開始。
また明日、報告します。