港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

NO.114 JAERV at Yokohama & Asakusa

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昨日は初雪が降りました。
スェーデンでも記録的な雪が降ったとヨエルが会った日に
話していたことを思い出しました。
来日前は彼らを イエルブ とグループ名で呼んでいましたが、
一緒に行動していうちに ヨエル、ハロルド、アンダース、マルクス、トビアス
個人の名前で呼びあうように心が通いあってきました。
平和ってまず個人の名前で呼び合うことから始まるのかもしれません。

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最終日の公演は私の地元、横浜、山手、横浜ユニオン教会でした。
この朝は小雨混じりの曇り空。
霧笛の横浜もいいものでした。



ハロルドはポケモンをやってます。
山下公園は聖地なようで大喜び。
また、宮崎アニメの大ファンでみなとの見える丘公園では
コクリコ坂の舞台と知って大喜び。
一緒にいてとても楽しいです。

 

横浜ユニオン教会でのコンサートは
PENCIL BUNCH との競演でした。
JAERVが先に演奏するのは初めてです。
ドラムのセット中、トラブル発生。
キックペダルが足りない…
みんなの連携プレーで、レンタル屋さんで借りれることがわかり、
場所を聞けば、私の自宅からすぐのところで、
私は抜け道を通って最短時間で戻りました。
神さま、ありがとうございます。
毎日、起きる不思議なことに私は感謝でいっぱいです。

 

本番は素晴らしいの一言でした。
音響的にもビジュアル的にも今回のツアーで一番イエルブ的だったと思います。
PENCIL BUNCHのみなさまのゴスペルも素晴らしかったです。

自然に何度も心から神様、ありがとう、
地には平和 天にみ栄あれ と祈っていました。

最後は OH! HAPPY DAYで大合唱。
なんて素晴らしいのでしょう。
最高のひと時で、これまでにあったことが全てGOOD と思いました。

横浜から爽やかな新しい風が吹いていきました。

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翌日 日曜日早朝、アンダースは一人帰国しました。
彼の低音の魅力にすっかり魅了されました。
読書が趣味で車の中でもサスペンス物を読んでいました。

ヨエルとトビアスは東京にあるバプテスト教会の賛美奉仕をしました。
この日は収穫感謝礼拝です。
収穫感謝祭はアメリカのもの。
ヨーロッパではこの日はアドベントを迎える「裁き」の礼拝だそうです。

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礼拝後は下町亀戸でもんじゃ、お好み焼きを食べました。
マルクスは自然派食がお好き。

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だいたい好みが私と同じということがわかってきました。
私のオススメは全てお気に召したようです。

 

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最後の最後は浅草。
観光に力を入れている浅草、さすが。
伝統文化に触れてもらおうと様々な取組をしてます。
この日は日本舞踊に挑戦というステージがありました。
全く何も知らないで、エレベーターを待っていたら、
係からキャンセルがでたので、やってみませんかと誘われてやってみました。
無料です。

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後で浅草の友達から、超人気でなかなか体験できないと聞いて驚きました。
またまた、ラッキー。

 

 

奥さまに浴衣をお土産にしたいというトビアスを案内して、
もう季節外れの浴衣は売ってない!ことがわかってきました。
ところが、最後のお店で在庫がありました。
それも2800円 帯1600円という良心的値段。
素晴らしいお土産になりました。

最後まで、恵まれたツアーでした。
I miss you, とハグしあったヨエル。
さよならは言わないよ。
またすぐ会えるから…
泣かせるわね。

最後まで一緒だったヨエルとトビアス

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後ろ姿を見送り、目頭が熱くなりました。

 


そして、今日、再び、横浜ユニオン教会でコンサート。
ハンガリージプシーバイオリンのチャリティコンサートです。

どんな魔法が飛び出すか、楽しみです。

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NO.113 JAERV MET THE TOKYO GIRLS

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12日、下北沢音倉ではアコースティックで競演した新月灯花、
この日は彼女たちのホームグランドで
きゃすちゃんねるの仕切りでのライブでした。

ライブをするということは簡単なことではなく、
お客様がいなければ、
どんなに良い演奏をしても虚しいものです。
全く無名のJAERVを観にきてくれるお客様はまだいません。
新月灯花のキャスが救いの手を差し伸べてくれました。
集客の心配がいらないライブは私にはありがたく、
キャスが女神に思えました。

 

対バンも考えてくれて、トップにはアイリッシュスタイルの韓流セレブレイト
http://ameblo.jp/juggl-blog/image-12220714000-13801058167.html

抜群のセンスを持つJOSYと個性派が揃いました。
熱気に包まれ、オールスタンディングで盛り上がるステージ。

http://ameblo.jp/juggl-blog/image-12220714000-13801058185.html

 

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そしてJAERVが登場しました。
なんとなく空気感が変わります。
私はドキドキしてきました。

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ちょっと場違い?イエルブ大丈夫?とふと思いました。
ところが、そんな心配はすぐに飛んでいきました。

イエルブの音楽にロックファンが身を委ねて聞き入っていくのが
よくわかりました。
初めての感覚、
これはいったいなに?

拍手は次第に大きくなっていきます。
なんか楽しくなっていきます。

春になり、雪解けして、生命が芽吹くとき、
誰かに大切にされて、心からありがとうと言いたいとき、
そんな時に感じるウキウキ感、
明るい未来への希望、
そんな思いが心に浮かんでくるのです。

 

イエルブの演奏はそこにいた全ての人の心に届きました。
彼らの音楽はどこにおいても

子どもたちから年配の方まで、
男女も問わず、
好みの音楽のジャンルを超えて…

ダイレクトに届きます。

 

なぜ?
イエルブは自分たちの個性をきちんと持っているから、
モノマネでないから、
どんな状況でも
どんな場所でも
自分の音を楽しんでいるから…

みんなで音を重ねて、一緒に音楽を楽しもうね、
彼らの メッセージは私の心に響きます。

 

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この夜、ツイッターJAERV のことが飛び交いました。
日本で最初に表に出た夜でした。

JAERV met Tokyo Girls

 

68年ぶりのスーパームーン
アダムで起こった奇跡…
マリゴールドの魔法がかかった夜。

 

 

今朝、福島いわき市で震度5の地震がありました。
新月灯花のキャスは真っ先にいわきの子どもたちのことを思ったことでしょう。
本気で福島の子どもちのために、何度もいわきを訪れている彼女たち。
いわき街中コンサートで新月灯花に出会い、
新月灯花に魅せられたKディレクターは自分の命同様に大切にしていた
ギターを無償で譲ってしまいました。

 

山崎優子   '65 Vox Spider Ⅵ(ベース)

キャス   '56 Gibson Les Paul jr.
中野裕子   '68 Gibson SG Special
田中美知子   '67 Gibson Firebird

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ギタリストがギターを譲る?

最初は冗談かと思いました。でも本気でした。

弾かない自分が持っているより、

新月灯花に弾いてもらった方がいいのさ。とか言って。

きっぱり譲ってしまいました。

 

 

そして、彼女たちの本気さにイエルブも惚れ込んでしまいました。

ハロルドは翌日もアダムに行き、キャスと話しをしました。
言葉の壁は問題ではありません。

伝えたいことを明確に持っているもの同士、
お互いに尊敬しあえる音楽の共鳴。

私はとても感動しました。

 

JAERV HAS MET THE TOKYO GIRLS

 

確かに彼らは出会いました。
そして、新たな何かが始まりました。
何が出来上がっていくか
それを作るのはあなたかもしれません。

 

NO.112 JAERV いわきへの旅

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Jaerv がいわきに行って来ました。
今回の来日目的の一つに東日本大震災の被災地訪問がありました。
私は所縁のある福島県いわき市平で、ライブができるようにと準備を進めました。
その私の思いを知って、The Queen のマネージャーのKさんが全面的に協力してくれて、
対バンに実力派いわきシャープファイブのみなさんが出演してくださることに
なりました。

 

さて、いよいよ16日、出発。
積荷はほとんど楽器。

 

まずはいわき湯ノ岳展望台。
晴天の青い空、赤や黄色に色づいた山、光を受けて輝く碧い海、
美しい秋の自然にイエルブのみんなはふるさとスウェーデンイエテボリを思いながら、
ここはいい所だね、と感嘆の声をあげました。

 

小名浜ら・ら・みゅうで食事をしてから

東日本大震災のドミュメント写真や展示を時間をかけて熱心に見ていきました。

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どれほどの尊い命が津波によって奪われたかを話すと
大きくうなずきながら、悲しいねとつぶやきました。

 

 

津波の被害が一番大きかった豊間の海を一望にできる
塩屋崎灯台に登った時は、誰からともなく、歌が始まり、
アカペラの合唱になりました。
それは鎮魂歌のようにも聞こえました。

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この美しい海でもう泳げないなんて…… 悲しいね。

 

 

イエルブはフルート・サックスのヨエル、
ギターのホーランド、バイオリンのマルクス
ニッケルハルパのアンダース、パーカッションのトビアスの5人組です。
総じて真面目で、東北地方の人と通じるところがたくさんあります。
旅をするうちに一人ひとりの個性が見えてきました。

 

 

地元の人たちと交流したいという思いも強く、
地酒を扱う酒屋さんで初めて日本酒を味わいました。

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遠くからここまで来てくれてありがとう。
イエルブはみんなを元気にしてくれます。

 

 

いよいよ、The Queen でのライブが始まりました。

Pray from Fukushima  福島から希望の光を 

スウェーデン大使館後援のライブです。

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いわきシャープファイブのみなさんは作務衣姿で日本の曲をエレキギター

見事に演奏していきます。

 

 

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そして、イエルブ。この夜のライブでの演奏には深みが出ていました。
実際に全てが津波で流された場所を見て、思いが深くなったと話していました。
なんども映像で見たけれど、その場所にいくと、
全く自分の観念で理解していただけだと気付かされたとも言っていました。

 

次の朝、いわき市庁舎に行きました。
いわきでメセナ事業を展開されていらっしゃるM氏が
彼らを紹介してくださいました。
大きな応接室に通され市長代理の方と面会をしました。

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昨日の経験を通して見えて来た事を 話し、
アカペラで一曲歌を歌いました。

「愛はおどろくべき
どれほどの困難、暗闇の中でも、
耐えることができ、
その愛は世界を包みこんでいく」
という意味の歌でした。心に沁みる歌です。

 

その足で福島民報いわき支社も訪ねました。
取材も受けて、思いを語りました。

 

思いがあれば、必ず通じるものです。
ここでも先ほどの歌を歌いました。

 

 

イエルブの音楽は春の息吹、躍動感、喜び、
人生の輝きを伝えてくれます。

300年も前の音楽と、今の音楽、
それを見事に調和させた独自の世界観。

ニッケルハルパは国家資格がないと演奏者にはなれないという
スェーデンの魂を持って楽器です。
ケルティックなメロディーは思わず踊りたくなります。
その音楽が日本文化に触れ、どのように変化していくか楽しみです。

また、来よう ね。

来年のいわき街中コンサートに参加したいね。
いわきの人とイエルブ、みんなの心が一つになったいわきへの旅でした。

 

 

 

 

NO.111 哀愁と情熱のジプシーバイオリン 宮古 岩泉へ愛が届きますように

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金曜日、Jaerv イエルブ の5人が来日しました。

昨日、元気に初日のコンサートを下北沢音倉でしました。

素晴らしい演奏にその場に居合わせた全員が感動しました。

音楽に国境なんてないと思いました。

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イエルブのツアーが終わるとすぐに

次はハンガリーから素敵なミュージシャンが来日します。

 

そして、日本人で唯一、本場ハンガリー

ジプシーヴァイオリニストとして認められている古館由佳子が

気鋭のブダペストっ子ミュージシャンと共にふるさと宮古、岩泉への思いを込めて、

横浜でチャリティコンサートを開きます。

「マリゴールドの魔法」が初めてチャリティコンサートを開催することが決まり、

私はすぐに岩手に行きました。

自然の猛威の傷跡は空が青くて美しければ美しいほど、心に痛みを感じました。

復興支援という言葉が遠く思えました。

復興ではなく、自ら新しく作り直す力が必要なのかもしれないと思いました。

どう行動に移していくか、まだわかりません。

今、宮古と岩泉のためにできること、思いを伝えるコンサートにしたいと願います。

コンサートの告知は大切だとつくづく感じています。

どんなに素晴らしいコンサートでも、誰にも聞いてもらえなければ、

誰も知らないままです。

どうやって多くの人に来てもらえるかは課題です。

どうやって知らせるか… ポスターやチラシ、これはとても重要です。

今回のコンサートもどんなポスターにしていくか…

考えていたときに出会った一枚の写真。

宮古浄土ヶ浜の天空に広がる天の川の星空…

この 写真には宮古への愛が満ちていました。

撮影者の方に連絡を取り、ポスターに使用して良いかお聞きしたら、

快諾してくださいました。

自分の写真を使ってくれてありがとうと嬉しいお返事でした。

1人の人が幸せになり、元気になれば、隣の人に元気をわけていく…

この写真に惚れ込んだアートディレクターが、

心を込めて完成したフライア。

笑顔になって行きます。

そんな小さなことから始まっていけると思ったら、

自分に何ができるかと大袈裟に構えなくてもいいのだと思いました。

 

通常なら縦使いのポスターを横使いにし、

情報は裏にまとめるという大胆なチラシができました。

見ていると心が穏やかになる不思議なチラシになりました。

 

 

演奏者 のプロフィールです。

古館由佳子(ジプシーヴァイオリン)

岩手県宮古市出身。桐朋学園大学音楽学部卒。ハンガリーブダペストにて、ハンガリー最高賞であるコシュート・ラヨシュ賞受賞者のボロシュ・ラヨシュ、ヴァイダ・バルナバーシュにジプシーヴァイオリンを師事。2006年、ハンガリー国際ジプシーヴァイオリンコンクールにて、審査員特別賞、レメーニ・エデ協会賞、ハンガリー演奏家・舞踊家協会賞、をそれぞれ授賞。ロマ民族以外で、また、アジアの女性として初めての授賞として、ハンガリー国内外で話題をさらった。その後、マジャールTV, ドゥナTVに出演、特集番組が組まれた。
ヴァイダ・ジプシー・コンサート・オーケストラの共同設立者兼ソリスト
2012年と2013年には、ハンガリー国立博物館のコンサートに招聘され、大成功をおさめた。
これまでに、シャーンタ・フェレンツ、ロビー・ラカトシュ、ラースロー・ベルキ等と共演。
2014年ロサンゼルスで行われたWCOPA(ワールドチャンピオンシップ・オブ・パフォーミングアーツ)で、6つの部門においてそれぞれ金メダル受賞、加えて五つのカテゴリーにおいてチャンピオンとなる。
NHK深夜便出演、 NHKクラシック番組にハンガリー語対訳提供。
宮古市の実家は東日本大震災で被災。

 

コヴァーチ・カーロイ
(ジプシーチェロ)
ブダペスト生まれ。祖父は高名なジプシーヴァイオリニスト。6歳の頃からチェロを始め、8歳にはライコージプシーオーケストラ(子供オーケストラ)のメンバーとして世界中を演奏旅行した。ホンヴェード舞踊団、シャーンタ・フェレンツ、プカ・カーロイ、サライ・アンタル等のハンガリーのみならず世界で有名なジプシーヴァイオリニストの率いるバンドでソリストとして活躍。ニューヨーク・カーネギーホールシドニーのオペラハウス等で演奏。日本でも横浜のアルテリーベレストランでレギュラーバンドとして来日していた。

 

バログ・デジュー
(ジャズピアニスト)
ブダペスト生まれ。父は有名なジプシークラリネット奏者。バルトーク音楽院で10年間クラシックを学んだ後に、世界的なジャズピアニスト、サクチ・ラカトシュ・ベーラの弟子としてジャズピアノを学ぶ。15歳でブダペストジャズコンクールで優勝の後、モナコの超高級ホテル等のラウンジで長年演奏。アルベール王子の誕生パーティーに招待されピアノを披露。
2015年には、ブダペストバーピアニストコンクールで優勝。
世界的リゾートであるスイスの高級ホテルに招かれ、ラウンジ演奏している

 

宮古の特産品や、ハンガリーの手芸品の販売も行い、

その売上全てを支援金として、 直接、現地にお届けします。

11月25日 山手の洋館はクリスマスイルミネーションで美しく飾られ、

私の大好きなヨコハマになります。

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どうぞ、お出かけください。

NO.110 Breez from Yokohama 風 〜 ヨコハマから愛をこめて

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JAERV 日本公演最終日は地元横浜、山手の横浜ユニオン教会ですることになりました。

スウェーデン大使館後援のコンサートです。

下北沢から始まり、西荻窪、池袋、いわき、渋谷(神泉)そして横浜。

こうしてみると、まるで最初から道ができていたように思えます。

まさか海外アーティストのツアー公演のプロデュースをすることに

なるとは思ってもみませんでした。

 

横浜ユニオン教会のウェブサイトにある歴史は以下の通りです。

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………
当教会の歴史は日本に来日した最初のプロテスタント宣教師達の働きに溯る150年以上にわたるものです。 1863年3月にS.R.Brown師を仮牧師として、ヘボン博士、キダー先生などで米国大使館の1室で集会をはじめています。その後、横浜ユニオン教会は1872年に海岸教会(日本の最初のプロテスタント教会)の誕生と共に英語による超教派のプロテスタント教会としての宣教を明確にしていきました。1910年に500人収容の教会堂が山手に建築されましたが、関東大震災で壊滅し、その後の会堂も第2次大戦の横浜大空襲で焼失してしまいました。にもかかわらず私達の神の力のうちに2003年11月末3度目の新会堂が完成しました。………

 

 

今は神奈川区にある母校ですが、最初に建てられたのは山手のまさにこの地でした。
先日、創立130周記念式典を迎えたばかりで、
ゆかりの地でコンサートを開くことができたことは万感の思いです。

 

 

そして、競演は私が歌っているゴスペルチームのリーダーで、
ゴスペルディレクターでいらっしゃる松谷麗王先生率いる
Pencil Bunch です。

 

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夢の競演です。

Pencil Bunch

https://youtu.be/RAFXXIF-c7I

http://pbunch.exblog.jp/


イエルブの歌声も素晴らしいです。

https://m.youtube.com/watch?v=H6kCLVqqSok#action=share

 

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以下はコンサートのディレクターが書いた紹介文です。

……………………

あえて言うまでもなくゴスペルはGod spell(神の御言葉)
全知全能の神は人間には寛容なはずだから、

別にクリスチャンでなくとも音楽として楽しめばいいよね。

世界的にブームを作ったのは、
ご存知「天使へラブ・ソングを」

https://youtu.be/0spcsKf_eZY

でも、その前に忘れちゃいけない、
賛美歌、霊歌に対し悪魔の音楽と呼ばれたR&B(リズムアンドブルース)を
取り入れ、ゴスペルとの壁を取り払ってしまった「ブルース・ブラザーズ」があったね。

大御所レイ・チャールズは楽器家の店主役で、

https://youtu.be/qdbrIrFxas0

帝王ジェームス・ブラウンは教会の牧師役で

https://youtu.be/PKKVVnKjr2g

音楽の素晴らしさと、音楽と共に生きる幸せ喜びを教えてくれた。
これを観ていたら踊れない自分でも踊ってみたくなる。

このような機会があれば、せめて手拍子、足拍子で参加しよう。と思ったらチャンス到来!

11/19(土曜)横浜は山手のユニオン教会でゴスペルチームの

ペンシル・バンチとJAERV(イエルブ)が競演、そして最後は共演。

客席も一緒になって、
「Oh Happy day」を歌おう。
一緒に歌ったら聴いているだけより百倍いや千倍も楽しいよ。
歌詞なんてカタカナで
「オー・ハッピーデイ!」って言っていればいいから。

美しいベイ・ブリッジがある横浜からJAERVの故郷、

スウェーデンの美しい港町ヨーテボリに音楽で虹の架け橋を架けよう。

そしてそれは、横浜から世界中に向けて「愛」を発信する第一歩となることでしょう。

11月19日、皆さん是非ご参加ください。お待ちしています。……………………


いくら計画を立てても、叶わないことはいくらでもあります。
でも、反対で、思いがけないことも起こります。

ゴスペルには「今は不遇でも、きっと、この先はよくなる。
だって神さまがいつもいてくれるから。」
という明るい希望のメッセージが込められています。

 

このコンサートのタイトルを考えたとき、

すぐに浮かんだ言葉が 風 でした。
    「風は思いのままに吹く。
        あなたはその音を聞くが、
        それがどこからきて、
        どこへ行くのか知らない」

                    ヨハネによる福音書3章8節

私の好きな聖句です。
ヨコハマの風にのせて愛を届けたいです。

 

ぜひ、足をお運びください。 お待ちしてます。

 

 

 

 

NO.109 スウェーデン大使館後援コンサート

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Jaervが来日して教会や学校の礼拝で音楽を通して奉仕したいということを
初めて聞いたのは5月の連休前でした。
なんとか実現できるようにと思っていました。
教会の礼拝での奉仕がなかなか決まらず、コンサートがどこかでできれば良いと
思うくらいでした。
なかなか事が前に進まず、途中でやめてしまいたくなる時もありました。

ところが、事は私の思った通りにならなくても
あるべき方向へ進んでいきました。

 

 

3月11日、地震津波が東北を襲う映像は全世界に衝撃的に伝わりました。
スウェーデンに住む彼らにも恐怖と悲しみは伝わりました。
自然災害に続く、原発事故のニュースに涙しました。

メンバーのリーダー ヨエルから福島に行きたいと話しが出たとき、
私はすぐにいわきに行くことを決めました。
いわきは私にとって心のふるさとです。

福島へ行くことが決まり、そして、福島のためにコンサートをすることが決まりました。
今回のメインコンサートです。
私はこの小さなコンサート二つに後援をしてほしいという申請を
スウェーデン大使館にしました。10月の初めのことです。

そして、10月28日、後援申請受理知らせが届きました。
本当に嬉しかったです。

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16日、17日のコンサートについてのディレクターの紹介です。

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……………16日 Pray from Fujushima 福島から希望の光を
スウェーデンのポピュラーミュージックといえば、'70年代のディスコブームに世界を席巻したABBAを思い浮かべるでしょう。ベタですが
https://youtu.be/xFrGuyw1V8s

そして'80年代には超絶技巧を駆使したリードギタリストを擁するヘヴィメタルバンドが世に溢れ出ました。中でもパガニーニの影響を公言し、まるでバイオリンのように超高速アルペジオを弾きまくるイングヴェイ・マルムスティーンはその頂点に君臨していました。
https://youtu.be/VUOnnnefEA4

双方を一聴すると掛け離れたような音楽ですが、良く聴くと、美しくもどこか哀愁のある日本人の琴線に触れるメロディが流れています。

時代は遡り'60年代、エレキギターのインストメンタル・グループが台頭し、アメリカのベンチャーズ、イギリスのシャドウズとともにスウェーデンスプートニクスが世界3大エレキ・インスト・グループと呼ばれていました。
https://youtu.be/6iA0VO5VAs4

こちらも、哀愁の美旋律ですね。
このあたりがスウェーデンのポップスの原点ではないか?と思うのは僕だけでしょうか?

高度成長期の末期'60年代初頭、日本にもエレキブームが沸き起こり商店街有線放送のスピーカーや海水浴場からは痺れるテケテケ・サウンドが日本中どこでも流れていました。

日本では、ベンチャーズの他、寺内タケシとブルージーンズ、井上宗孝とシャープファイブが特に人気があり、日本全国にご当地バンドが生まれました。

福島いわきを代表し、「いわきシャープファイブ」がJAERVと競演してくれます。和装に身を包み日本のメロディを奏でる「いわきシャープファイブ」
ここでは高い演奏力を持つ二人のリードギタリストに焦点を当てロシア生まれの「熊蜂の飛行」を紹介しましょう。
https://youtu.be/NGxR_tYyYz8

北国スウェーデンのJAERV、東北福島の「いわきシャープファイブ」を哀愁のメロディが、時空を超え虹の架け橋となり結ぶ夜。
どうぞ、それをあなた自身の耳と目で確かめてください。

 

 

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17日 Pray for Fukushima フクシマへ平和のいのりを
フクシマへ祈りを込め渋谷神泉の「ランタン」でJAERVと競演するSubtly(サトリ)は福島県出身のヴォーカリスト、コンポーザーのネモこと根本博がかつて世界を目指し在籍した2つのバンドのメンバーがタッグを組み合体したものです。

ベーシストはEUROX(ユーロックス)の強力なグルーヴを生み出した岡野治雄
https://youtu.be/LAyuTboj6Dg

そしてG-String出身で美しく巧みなファルセットボイスでネモに寄り添う歌うドラマーのスティックこと杉山靖幸

さらに同じくG-String出身で、数々の大物歌手の伴奏者としても知られるアコースティック、エレクトリック、ギターの名手、がっちゃんこと嘉多山信が、サポートで加わりました。
https://youtu.be/19Y73twcOJs

JAERVの音楽は北欧スウェーデンの厳しくも美しい自然と、そこに暮らす人々の営みの中から生まれました。

Subtlyの音楽も同様にネモの故郷福島会津の山々、四季を反映するものであり、その歌詞(英語)の世界も星と対話し、花を愛で、人の心の奥底をも表現するものです。

失ってしまったもの、戻せない時間、果たしてそれを嘆くだけでいいのだろうか?
否!人は希望を持つことができる。
自然に抱かれた人間は孤独ではない。
僕たちは手をつなぎ、次の世代の為に伝えるべきことを伝える。

静かながら力強いメッセージを踊りだしたくなるような軽快なリズムと一緒に口ずさみたくなるような美しいハーモニーをお届けします。

東京からフクシマのみならず、世界中に希望と友愛のメッセージを送ります。 …………………


さあ、どんな、コンサートになるか楽しみです。

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NO.108 田中屋さんとしぇあひるずヨコハマ

昨日、快晴のもと、孫娘の七五三のお祝いをしました。

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お祝い膳を囲むお店をいくつか候補としてあげ、
予約をしようとしましたが、お日柄良く、どこも満席。
どうしようと思ったときに閃いたところが
地元神奈川の田中屋さんでした。

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叔母の結婚披露宴をしたときの華麗なイメージがあり、
格式ある料亭は敷居が高すぎるかと思いきや、
全く心配ありませんでした。

お出迎えもお料理も最高です。

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お子様膳

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田中屋さんは1953年に開業し、横浜で唯一続く老舗料亭です。

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近くの本覚寺にアメリカ領事館が置かれ、
米国総領事ハリスをはじめ、多くの外国人たちが接待や迎賓館として利用しました。
坂本龍馬亡き後のお龍さんが仲居として働いていて、
彼女が英語を話せたため、大勢の外国人客を受け入れられたそうです。

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お龍さんが辞めた後も外国人歓迎のもと、
料理には和洋折衷のメニューも加えたり、
料理と踊りをセットにしたコースを考案したり、
ドルの支払いを可能にしたりと明治、大正、昭和にかけて隆盛を極めました。

ところが、時代は変わって、お店を囲むように無機質なマンションが立ち並び、
五代目女将が引き継いだ頃は経営がどん底になりました。

女将になるまでは商社マンのご主人と海外生活をされていたので、
日本の文化を守る使命を感じ、
田中屋再建の新たな取り組みを始めました。

みなとみらいが横浜の顔になって久しいですが、
神奈川の繁栄を取り戻したい。と、女将と同じ思いを持ったのが
私の息子です。

50年以上前に私の祖父と母が建てたアパート2棟を改修し、

箱物としてだけでなく、地域のみなさんの居場所提供ができる複合施設を作るために

安定した外資系IT会社を退職して、四月に会社を設立しました。

そのために11月1日からクラウドファンディングを始めました。

https://faavo.jp/yokohama/project/1679

 

 

 

 

先祖から引き継いだものを大切にしたいという情熱を持った女将と私の息子。

まさに点と点が繋がったような気がしました。
娘の晴れのお祝いを田中屋さんですることになったのは
偶然ではなかったのです。
田中屋さんから徒歩6分、坂を上った高台に展開するしぇあひるずヨコハマ。

女将は嬉しそうに「よかったわ。こういう若い人がいてくれて」
と目を細めました。

 

女将は私より10歳ほどお姉さんで横浜雙葉のご出身だそうですが、

うちのお嫁さんが「お母さんに似ている」と言いました。

とってもパワフルです。

 

神奈川、この地に来て、孫娘で五代目。
次の世代にしっかりバトンを渡し、私は自分の翼で飛んでいこうとふと思いました。f:id:tw101:20161104100937j:image