絵ように美しい街、ライに行ってきました。
地下鉄のキングスクロス駅と郊外に走る列車のターミナル駅のセント・パンクラス駅は
隣接しています。
いつもは地下鉄を利用していますが、今日はサウスイースト鉄道に乗って、南下し、
ライに行きました。
8時37分発、フォークストーン行の列車の乗り、アシュフォードインターナショナル駅で
乗り換えます。
往復で41ポンドですが、車両は綺麗で、高速走行なので、
ロンドンから1時間半でライ駅に到着しました。
石畳の坂道
海に面していたライは13世紀前半まではフランスの支配下にありました。
ヘンリー3世がフランスから奪還し、ライの港を特権港として、住人達が
海岸線の防衛を担うことと引き換えに免税と自治が認められました。
ところが、海岸線が後退し、港町の機能が失われた上に
スペイン、フランスからの攻撃を受け、
黒死病の流行などの被害が重なり、
没落してしまいました。
小さな町ながら、教区教会のセントメアリー教会には
イギリス最古の時計があり、12世紀に造られた見事なステンドグラスがあります。
3.5ポンドで教会の塔に登ることができます。
狭い通路と階段を上がると、鐘を鳴らす部屋に着き、
その上の階には大きな鐘が並んでしました。
ここでは、ハンドベルの原型とも言われる音楽が奏でられます。
楽譜もあります。
どんな鐘の音なのでしょう。聴いてみたくなります。
屋上からの眺めは期待以上で、この町がかつては
海に面していたことがわかります。
セントメアリー教会の婦人会のみなさんが集まってお仕事会をしていました。
お隣にはメソジスト教会もあります。
また、この町はアンティークショップが多くあります。
かつての私なら目を輝かせて、買ってのですが、
断捨離を心がける今は、目の保養にとどめます。
その代り、1156年創業のマーメイドインでお食事しました。
ジョニー・ディップをはじめ、多くの有名人も訪れています。
シェークスピアも来たことがあるにです!
港町として栄えた頃は、蜜業者たちの溜まり場にもなったという
このホテルは1420年に再建されたまま、
チューダー様式、中世のまま現在に至っています。
ビールとジンジャーエールで割ったシャンディガフ、
やっぱり本物は一味違います。
シーフードスパゲッティもとっても美味しかったです。
大都会ロンドンから日帰りできる静かな、中世な町、ライ。
楽しめました。
坂道のある港町、やっぱり好きだなあと、ふと、思いました。