2019年のクリスマス、どうお過ごしでしたか?
今年もサンタクロースがやってきました。
24日の夕方6時半頃、サンルームのドアがそっと開き、
サンタクロースが大きな白い袋からプレゼントを取り出すと、
6才の女の子と2才の男の子は目を見張り、
一瞬の間を置いて、サンタさんのそばに飛んでいきました。
サンタさんからプレゼントをうけとると
「ありがとう」と言って、サンタさんの大きな手と握手しました。
去年は何のことだかよくわからなかった男の子も
今年はサンタさんのこともわかって、大喜びです。
女の子がプレゼントを開けると、そこには二冊の絵本がありました。
男の子には大好きなアンパンマンの絵が描かれている長袖シャツ。
とっても気に入りました。
女の子はさっそく手づくりのクッキーに
お礼にカードを添えて、サンルームの片隅の椅子の上に置いておきました。
すると翌日の夕方、ポストにサンタさんからの
お返しカードが入っていたのです。
「サンタさんからお返事がきたわ!」
小さな封筒の入ったカードを広げて、
女の子の顔は喜びに輝いていました。
今年もやってきたサンタさん、
来年も来てくれるでしょうか…
女の子はいつまでサンタさんを信じているかしら…
クリスマスは愛に溢れた時です。
小さな子どもたちが暖かな場所で
クリスマスを迎えることができる幸せを噛みしめます。
私の子どもたちが小さな時、それはバブルの真っ只中でした。
世の中にはジングルベルの音…
どこのレストランで食事するか、
何をプレゼントするか、それは大騒ぎでした。
その頃、私たち家族が暮らしていた浅草には“クリスマス”の気配はありませんでした。
すでに松飾りとしめ縄が飾られ、クリスマスをすっかり飛び越えていました。
1年で一番忙しい師走でしたが、プレゼントを考えるのは楽しみでした。
クラスの友達がもうサンタクロースなんていないよ!
サンタクロースは親だよ!という会話を始めた小学3年生くらいでも
「信じている人にはサンタクロースは来るわよ」と言って、
ココアとクッキーを用意したあの頃…
「サンタクロースの秘密」を話したのは長男が小学4年生の時…
サンタクロースはいないのではと思いつつも
口にはしない息子に私は言いました。
『おめでとう!今年からあなたもサンタクロースの弟子となるのよ!
弟やいとこがサンタクロースを信じる幸せを届ける番となりました!
もらう側からあげる側に!
今までより、きっと、もっと嬉しいクリスマスになるわ!』
その子は今は二人の子どものお父さんになりました。
さて、しぇあひるずの住民の一人が去年から
ご自身の子どもたちが小さかった時の思い出を胸に、
サンタクロース役を引き受けてくれました。
クリスマスは愛に溢れた時です。
誰もがサンタクロースになれるのです。
たくさんの愛をもらった子どもたちは
たくさんの愛を与える人になってくれるでしょう…
自分の心が愛に満ち溢れたら
世界に平和を作りだすことができるでしょう…
24日、クリスマスキャロル「きよしこの夜」を当時の
ギター楽譜で再現した伴奏で歌いながら
平和を心から願いました。
「天にみ栄がありますように
地には平和がありますように」…と。
そして、家族や親しい方々とクリスマスを楽しくお祝いしました。
素敵なクリスマスでした。
来年もみんなでクリスマスをお祝いすることができますように。