港も見える丘から

人生のゴールデンエイジにふと感じることを綴っていきます

一遍上人

NO.206 一遍上人(最終章) 終焉の地 神戸へ

真光寺観音堂 1289年7月中旬の頃、体調が悪化した一遍上人は死期を察して、 大和田泊(兵庫県神戸市)の観音堂(現在の真光寺)に入りました。 8月10日、「一代聖教みなつきて、南無阿弥陀仏になりはてぬ」と、 持っていた書籍を全て燃やしてしまいました。 そし…

NO 205 一遍上人⑩ 《いざいざ、京都へ…》

2020年が静かに暮れていきます。 新型コロナ感染予防に明け暮れた1年でした。 取り巻く環境は大きく変わり、失ったものもありましたが、 人生の意味を省みる良い時間にもなりました。 一遍上人と運命的な出会いをした2020年晩秋、 GOTOトラベルを使い京都、…

NO.201 一遍上人⑨ 牛にひかれて善光寺

善光寺本堂 一遍上人は善光寺参りの後に、叔父通末の供養をするために、 佐久小田切の里に行きました。 今回、私は逆ルートで佐久から善光寺へ行くことにしました。 「今日は善光寺に行くわ。」と野辺山のホテルで、 同室の友人と話していたら、彼女がポツリ…

NO.200 一遍上人⑧《踊り念仏発祥の地へ》

満天の星を観たいと思い立ち、 急遽、お友達と八ヶ岳グレイスホテルに宿を取り、 ★星空観測ツアー★を企画しました。 生憎、雨模様。 晴れ女パワー全開でも、小雨の降る一夜でした。 残念無念。 気を取り直して、 翌日、同行お友達と別れ、一人レンタカーを駆…

NO.198 一遍上人⑦ 一遍上人と聖フランチェスコ

一遍上人を追いかけているうちに、 一遍さんって、アッシジの聖フランチェスコに似てるなあと思いました。 そこで、調べてみますと、本がありました! 家田足穂先生著《『捨てる』という霊性ー聖フランチェスコと一遍上人》です。 さっそく、Amazonで手に入…

NO.197 一遍上人⑥ 一遍さんの生涯

「遊 捨て聖 一遍上人 踊り遊ぶ」がAmazon 浄土宗部門で売上ランキング2位に浮上 という嬉しい知らせが治海さんから届きました。 堂々1位は栗原康さん「死してなお踊れ」です。 すごいです。 嬉しいことがあると 俄然 元気がでてきますね。 さて、これまで一…

NO.196 一遍上人⑤ 死してなお踊れ

長い梅雨の後やってきた酷暑の夏、 夏生まれで夏が大好きの私も外出るのを怯んでしまうほどの、 眩しい太陽が照りつけています。 こんな日はじっくり部屋に篭るのもいい時ですね。 さて、「遊 捨て聖 一遍上人 踊り遊ぶ」がAmazonでも購入できるようになりま…

NO.195 一遍上人④ 片瀬地蔵堂跡

藤沢駅から江ノ島電鉄に乗り、石上、柳小路、鵠沼、を過ぎ、湘南海岸公園で下車。 地図を頼りに歩くこと8分。なかなか見つけることができません。 洗車をしている地元のおじさまや、郵便配達の方に聞いても、 首を傾げるだけでした。 それもそのはず、そこは…

NO.194 一遍上人③ 藤沢遊行寺

長かった梅雨が明け、待ち望んだ夏空が広がる朝、 私は晴れ晴れとした気持ちでJR藤沢駅に降り立ちました。 藤沢在住のお友達と久しぶりに会えるのも大きな楽しみでした。 改札口で待ち合わせをして、お互いの近況報告をしながら、 駅からまっすぐ10分ほど歩…

NO.193 一遍上人② 無量光寺

歓喜童子の絵を見ながら、一遍上人の言葉を味わううちに 一遍上人の人生に俄然興味が湧いてきました。 そこでWikipediaやYouTubeで調べ、一遍上人の映画も観ました。 そしてなんと相模原に一遍上人開祖のお寺 当麻山無量光寺があることを知りました。 藤沢の…

NO.192 《捨て聖 一遍上人 踊り遊ぶ》 一遍上人 ①

はねばはね 踊らばおどれ 春駒の のりの道をば しるひとぞしる 今から8世紀も以前、踊り念仏をおこない、 捨て聖とも遊行上人とも称された一遍上人の生きた言葉は、 苦しみと、悲しみとは、そして歓びとはなにかを深々と見つめ、生きること、死ぬこと、 命と…